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【ネット】本はこうして世界から消えていくのね!?

今日はびっくりしたことがある。
びっくり、というよりは、
落ち込んだ、というべきか。

仕事で挨拶文を書く機会があり、
あ、それなら本屋で
手紙の書き方みたいな本を
買って来ようと思ったんです。
なんでも本に助けを求めるタイプ。

それで、比較的大きめの本屋に
行ってきたんですが、
手紙の書き方的な本は
見つかりませんでした。

レジの店員さんに聞いても
自信なさげに、
「2階のビジネスの棚でしょうか」
とモゴモゴ答える様子。

結局、30分以上、
ビジネス棚や日本語の棚を
アレコレ探しましたが、
見つかりませんでした。

会社への帰り道、やっと
気が付きました。
今は、手紙の書き方なんて、
ネットでググればすぐに
たくさん出てくるから、 
誰も本なんか当てにしないんですね。

だから、そんな本は売れない。
それで、そんな本は作られない。
…という訳になるんですね。

そっかぁ。
今どきの人は、
ビジネス上の挨拶文も
ネットから学習する訳でしょうか。
そりゃ、手紙の書き方的な本は
絶滅してしまう訳です…。

私が社会人になった頃は、
つまり、30年前になりますが、
手紙の書き方的な本は、
いっぱい書店に並んでました。

世の中が変われば
本屋の棚も変わる…。

そういえば、先週、
ネットニュースで見たんだけど
電話帳のタウンページが
これからは無くなることが
決まったらしい。

それから、
これは本ではないけれど、
電話番号案内の「104」も
廃止が決まったらしい。
今は「104」に頼る前に、
スマホさえあれば、誰でも
自分で電話番号が調べられる、
そんな時代には「104」は 
もう必要なかったんですね。

昭和44年生まれのおじさんは
何気に色々と落ち込んでました。

それにしても、
これからは、
本を企画するなら、
ネットでは調べられない
文化や伝統や知見であることが
重要ってことですね。

今日は、暑い中、
殺人的な日差しを避けながら、
今さらなことを、
今さらながら 
気づくことが出来ました。

こうやって、世の中から
本やマニュアルや手引書が
なくなっていくんですね。

まだ微量ながらショックから 
完全には立ち直れてません。

なんでも解説書やマニュアルから
下線を引きながら学ぶ、
あの感覚が、
ちょっと懐かしくなりました。

紙の本はこうして
世の中から消えていくのね(汗)。

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