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【人見知り】漫画家・大島弓子、文化功労者でも、なお顔出しNGの初志貫徹!

文化功労者、文化勲章の
受章者、選出者が先日、発表されました。

その翌日には、新聞で
選ばれた方々の紹介記事が
載っていました。
顔写真付きで。

へーえ、そうかあ。
長嶋さんもついに文化勲章かあ。
加山雄三も文化功労者かあ。

と、呑気に新聞を見ていたら、
加山雄三の隣に、
漫画家・大島弓子先生が
載っているじゃないですか?
とうとう、
私の敬愛する大島先生が
文化功労者に〜〜!?

漫画家としては何人めだろう?
それにしても、大島先生は
手塚治虫や水木しげると違って
国民的作家というイメージは
あまりないんだけどなあ、
また、誰か筋のわかる人が
推薦したのだろうか?
大島先生、最初はかなり
戸惑ったにちがいない。
よくお引き受けになったなあ。

といった想像が頭をぐるぐる
周りました。
そんな興奮ぎみな頭で
新聞を見ていたら、
あれ?顔写真が
大島先生だけありません!

担当編集者とさえ、
対面での打ち合わせはNGな
大の人見知り。

出来あがった原稿は、
編集者に顔を合わすのが苦手で
ペタリと自宅のドアに
貼りつけておくという逸話も。

確かに大の人見知りで、
漫画家同士や
ベテラン編集者でも
大島先生のお顔を見た人は
めったにいないんです。

私も20代、先生のファン過ぎて、
先生が通う吉祥寺の喫茶店に
何回も行って、
先生を「発見」できないか、
通いましたが、 
考えたら先生がどんな顔や姿かも
分からず、無理な話でした(笑)。

そんな大島先生は、
文化功労者選出の記事でも、
顔写真は控えて欲しいと考え、
似顔絵を書いて、
新聞はそれを掲載するに
至ったようです。

ファンキーだな、大島弓子!
さすがだ、大島先生!

初志貫徹とは、このことですね。
それにしても、
長嶋茂雄や加山雄三、
歌人の岡野弘彦、
文化人類学者の石毛直道らが
選ばれたという真面目な原稿の中で、
大島先生のみ、
顔写真は個人的にNGなので
似顔絵を自分で描いている、
というスゴミ。

アッパレ、大島弓子!
74歳にして、なお、ファンキー!

私、惚れ直しましたね。
人見知りなら、ここまで
徹底しないとですね(笑)。
もう一度『綿の国星』や
『毎日が夏休み』
『グーグーだって猫である』
読み直そうっと。

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