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【孤独】お一人さまは、果たして本当に幸せなのか?

私は、一人が好きです。
寂しさを感じるセンサーが
歳をとるたびに、
鈍くなってきたようです。

みなさんは、
一人が好きですか?
それとも、逆に
一人は苦手ですか?

これは、先週にみた
テレビのトーク番組で、
一人好き派と寂しがり屋の
両派が議論していたので、
私も改めて考えてみたのです。

思えば、私も若い時は、
20代30代は一人は嫌いでした。
都会は周りのみんなが
賑やかで幸せそうに見えるから、 
一人でいるのが悲しくて辛かった。
週末の孤独は悲しさも何倍も強かった。
 
だから、
週末はとにかく予定を入れて
誰かと出かけてました。

今から考えると、
そんな自分だったことが
不思議なくらいです。

今は、週末土日の2日間を
しっかり自分のために使いたい。
別に何もあるわけじゃないですよ。
ただ、友達もいないし、
家庭もないから、
起きて、食べて、笑って、読んで、
また眠る、ただそれだけの
穏やかな週末を静かに送り続けてたら、
それがクセになっただけ。

それにしても、最近は、
こんなにも、
お一人さまになってしまった。
寂しさを感じる感受性が
全くなくなってしまったようで、
それはそれで、
ちょっとヤバい(笑)気もする。

周りを見てると、
寂しさなどに耐えたりせず、
いつも人といたがる人の方が、
人生、エンジョイしてるような。

人間、孤独に耐えられるように
なったら、お仕舞いではないかしら。

寂しさには感受性が高く、 
誰かを求める人こそ、
人間らしいのではないか。

孤独って、
風邪のひき始めに似てる気もします。

あれ、背中がゾクゾクするな、
危ないから、葛根湯みたいな
薬でも飲むか、みたいに、
孤独が私の中に入ってきたな、
と思ったら、
そこですぐに誰かに連絡する、
みたいに生きて来ていたなら、
こんなお一人さまには
なっていなかったでしょうね。
(汗)。

でもちょっと孤独になったとしても
感受性が鈍いのか、
変なプライドが高いのか、
誰かに「甘える」かのように
誰かに連絡したりが、できません。

というか、
意固地になりましたねえ(笑)。
知らず知らずのうちに。

もっと寂しがり屋さんに
なるべきだったのだろなあ。

でも、時代の潮流もあって、
お一人さま傾向は
ますます強まるばかり。

昔、大林監督の映画に
「さびしん坊」という作品が
ありましたが、
さびしん坊をちょっぴり
おそれる気持ちも、
人間には大事な気がします。
そんな感情があればこそ、
人間の本質が分かるでしょうし、
古今東西の名作の理解も
ちゃんとできるのでしょう。

週末はずっと一人きりで、
起きて、食べて、読んで、
また食べて、観て、眠りについて、
そんな人生は、ちょっと
本当に幸せなんだろうか?

お一人さまは本当に幸せか?
改めて考えてみたくなりました。

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