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書き言葉の人、話し言葉の人。その違いは?

もちろん、noteには
文章好きな人がたくさんいる。
だから、ここは主に
書き言葉の人が多いですね。
また、書き言葉が抜群に上手い人、
書き言葉のエリートさんもいる。

エリートさんは、
文体に香りがありますね。
それで、そんな人はたいてい、
なぜか、堀江敏幸と吉田篤弘が
好きなんです、という。
地味で滋味な世界観。
わたしには、他に読みたい人文の本が
まだまだあるから、
もうそんなマニアックな小説家に
関わる時間はないんですが(汗)。

また、この世には、
書き言葉の人より
少ないかもしれないけど、
話し言葉の人、
話し言葉の達人がいます。

書き言葉の人と、話し言葉の人。
この2種類はあきらかに
発想も世界も違うから、
似て非なるタイプですね。

編集をしていた頃は、
漫画家や原作者、
また、漫画家志望や原作志望の人と
よく出会うわけですが、
原作志望の人や単行本企画の人で、
「私〜、こんな本を書いてみたい、
出してみたいんですよね」
というネタやアイデアがヤマほど
出てくる人かいました。

ところが、文章にして出してもらうと、
なんだか、様子がおかしい。
先日に話で聴いたよりも、
クォリティが低いんですね。
なんじゃこりゃ!と。

あるいは、先日、耳で聴いた時は
アイデアが斬新だし、
インパクトが高かったけど、
後日、文字にされて、
私も冷めているためなのか、
同等レベルでは満足できないからか、
もはや詰まらなく感じるんです。

また、話し言葉の人で、
かつ、書き言葉の人がいて、
書いても話しても面白い人がいます。
イギリスの昔の首相、
チャーチルなんて、
演説もうまい、文章もうまい、
そんな人がいましたが、あれは
やはり珍しいというか、
滅多にはいないのでしょう。

編集の話になりますが、
このチャーチルみたいなタイプが
実用書やエンタメ単行本の作者ですね。
実用書やビジネス書は、
小説や漫画とは違う脳を使うんでしょう。

漫画家さんはまた別で、
会話はあまり上手くないけど、
いざ書いてみたら
すごい密度の高い作品を
原稿として書いてしまえる人、
というのが、多い気がします。
書き言葉の人でしょう。

打ち合わせで話していたより、
レベルが高くなっているんです。
編集担当を少し、またはかなり、
うわっと感激させてくれる人、
そんな作家がたくさんいて、
私は編集の仕事が大好きでした。

うーん、最初の、、、
書き言葉が上手い人、
話し言葉が上手い人の話とは
筋がズレてしまいましたかね。

でも、みなさんもありません?
先にイメージしてたより、
書いた記事が精度が高く、
良い記事が出来た!なんて?

たぶん、それの回数が増えてきたら、
職業作家になれる可能性が
出てくるんではないでしょうか?

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