青春びんびん失敗録、怒涛の3連発①
(▲前回記事はこちら)
恥の多い人生でした。
社会人になって15年。
やらかしたことを数え上げればキリがありません。まだバレてないやらかしも含めれば星の数です。
よく「しっかりしてそう」と言われるのですが、それは堅物そうなメガネをかけているからです。残念ながらしっかりしてはおらず、いろんなトラブルやミスを起こし、そのたびに謝って生きてきました。本当にすいません。
特に若いころは己の未熟さで迷惑をかけることも多く、今思うと恥ずかしくもなりますが、それもまた青春の一ページだったなあとも思います。
今日は社会人生活を振り返りながら、やらかしの思い出やヒヤヒヤした思い出を綴っていこうと思います。
思い出を書きだしていたら、けっこうエピソードが出てきたので複数回に分割します。今回はその第一弾です。
なお、マジで書けないレベルの事件は記しておりませんので、あしからず……
①カバーの著者名の漢字に棒が一本増えていた
なに言ってんだって感じですが、本当にあったんですよ。
遠い昔の話です。
ちょっと挑戦的なカバー・帯デザインの本を編集したことがあり、試みをいろんな人に知ってほしくて、見本ができたときに社内メールを流しました。
「こんな面白い本を作ったんで、応援よろしくお願いします!」みたいな感じです。
メールを流したのが金曜日。
社内の人も面白がってくれるといいな、なにか反応あるといいな。
そんなワクワクとともに起床した土曜日。メールを確認していると(仕事柄土日もメールは確認しています)、一通のメールが届いていました。差出人は辞書や図鑑を作っている部署の人。
これは応援や感想メールに違いない。そう思いながらメールを開くと、そこに書かれていたのはこんな言葉でした。
「カバーの著者名の漢字が間違っています。すぐに対応したほうがよいです」
えっ
指摘曰く、名前の漢字に棒が多いとのこと。
要するに、「目」という漢字の「口」の中にある横棒が二本ではなく三本だったということですね。
数えてみると、確かに一本多い。
さあっと血の気が引きました。
本作りで誤植はNGですが、中でもカバーの著者名を間違えるなんて言語道断。絶対にあってはいけない間違いです。
そういった間違いがないように、カバーなどは担当編集のほか、編集長や営業・制作部など複数の人の確認を経て校了しているはずです。
でも、何度見ても棒が一本多い。
終わった。
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