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法人寄付を獲得するには

~営利・非営利のソーシャル事業の成長が、社会課題の解決を加速させ、より良い社会を築くと信じて執筆~

〈質問〉

企業からの寄付(いわゆる「法人寄付」)を獲得するにはどうすれば良いのでしょうか。

〈回答〉

少なくとも「担当者の心が動く」「企業が寄付する理由が見える」「損金算入ができる」の3点を押さえるのが良いかと思います。

まず相対している人が「寄付したい/応援したい」と思ってもらうことです。組織内調整は必要不可欠であり、その行動を促すには「想い」が大切になります。

次いで、内部調整においては「寄付する理由」が必要になります。仮にオーナー社長であっても社内の同意は取りたいと思いますし、CSRなどの担当者であれば尚のことです。寄付を依頼する団体にとっては、ここが頭の捻りどころになるでしょう。よくある切り口としては、企業(・事業・商品)のブランド力を上げられるか、事業・商品の売上向上や販路拡大に繋がるか、人材の維持・獲得に繋がるか、があります。

最後に、税制上のメリットとして「損金算入」の額がどのぐらいになるか、です。例えば、担当者の心が動いて、寄付する理由が明確になると、いくら寄付しようか、という話になると思います。この時に目安として、税制上のメリットがどの程度かによって、金額が変わる可能性があります。ちなみに、寄付を依頼する団体の法人格によって損金算入の幅が変わってきますし、認定NPO制度や企業版ふるさと納税などを活用することで、プラスのメリットを生み出せます。

なお税制上のメリット以外にも、最近は「社会的インパクト」や「SDGs」が言われます。あと、同業他社の動向に影響を受ける場合もあります。

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