白という色。。。
絵具の全ての色を混ぜると
真っ黒になりそうですが
実際には黒に近いグレーになります
色の中でも白と黒とグレーは無彩色と言って
色度や彩度で表しているのではなく
明度のみで表現されている色のことを言います
何かの色に黒を混ぜると全て黒に近くなりますが
何かの色に白を混ぜると白は最後まで残っているのです
それは丁度、埃が集まるとグレーに見えるのと同じように
埃の中にはいろんな色の繊維などが混ざっていて
それがまとまってグレーに見える
白が入ると黒に混ぜてもグレーになるのです
グレー自体が黒と白の合わさった無彩色と言えますが
白以外の全ての色が合わさって黒になったものでも
白が混ざるとグレーに変化する
白は全ての色に染まると同時に
全ての色を取り込んで自分の色に変えられるのです
白というと汚れやすいイメージがありますが
自身を削って相手の色も取り込んで
新たな色を作り出せる
そんな可能性のある色なのです。。。
純粋で無垢で真っ白で
何もないと感じている人も
傷つきやすい面はあっても
本当は内面に障害を跳ね返せる
素直な生命の強さを持っているのかも知れません。。。