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10年生存率を見据えて

どんな病気にでも10年生存率って言葉がある。
がん・心疾患・脳卒中などの治療後の経過年数とかの生存率、まずは5年生存率があって次に10年。
5年経過でこれがまた考えさせられる。

この生存率を知ったのは退院後色々と調べられたから、そりゃあそれなりにショックなことも見たりするわけだが。

僕の場合は脳幹出血の橋で治療後というか部位的に手術とか外科的なことが出来ない部位だから生命維持の観点から気管切開の手術はしたけど、それも塞がってあとは失われた半身の運動能力と平衡感覚を取り戻すのにリハビリをし続けているわけだが。
これまでの退院後の生活の中でそれなりに自分でもネットなりで自分の身体がどんな状態かなどを調べる機会が多い。
そこに出てくるのがこの10年生存率、そもそも脳幹出血の橋で最初の生存率が20~30%とかなので生きてたのが”ラッキー”だったのだろうけど、倒れた時でまだ50歳前だったからその後の生き方を設計していかなければならないわけだ。
それなりの後遺症だから退職も含めて生活は一変した、思考や記憶などが以前と変わりないのが幸いだ。
幸いといえば、こと今自分のいるマンションはそこそこバリアフリーで設計してあり段差などがほとんどない状態なのがありがたい。
20数年前の設計にしては良い方だった、今の設計だったらどうなんだろう。
5年経過で思うことはフィジカルのことを含めた後遺症の半身麻痺が身体にもたらす機能などのこと。

取りあえずは5年は生きていたわけだ。

これも細かいところを言っていくと以前も書いた舌、呼吸、平衡感覚、運動量とキリがない。

語ればホントにキリがないけどまだこれらに「むせ」とかあるしなんだかなぁ~と思ってしまうくらい。

調べていくと生存率曲線ってのがあるみたいだ。
この前言ってた反比例がここに既にあったみたい、個人的にはこれをもっと細分化して、
・縦軸が経過年数、横軸がフィジカルの正比例グラフ。
・縦軸が経過年数、横軸が内面機能の筋肉の反比例グラフがあると思う。

縦が経過年数、横がフィジカル
縦が経過年数、横が横隔膜などの内臓筋肉

少し前からの寝てて呼吸がしんどくなるのそうだろうし、なかなかインナーマッスル鍛えるの僕の様な状態の人は難しいと思う、健常ならそれなりに鍛えることは出来るだろうけど。
今の状態では階段上りが一番心肺に負荷を与えられる最良のような気もする。

これもPTさん訪問時などでついてもらって出来る、なかなか1人では難しいし、親などをつき合わすのもちょっと・・・、クリニックでは驚かれているようだったけど。

自主練は質を求めて左足に体重を乗せる事に徹しよう、傾きが治ってくればまた見えてくることもあるだろう。

生存率は日々の生活、運動量などに非常に関係してるみたいだ。
確かに最初言われたように寝たきり状態だったらこれらの自主練とかもないし衰えていく一方だろう。

歩いて帰す。

最初リハビリ病院で言われていた言葉、かなり重要だと思う。

出向くことが確かに前よりは激減しているが行けるとこにはありがたいことにまだ連れて行ってもらえてる。
もっともっとADL(日常生活動作)のスコアを上げて生活できるようにしていかなくっちゃ。

この調子なら10年生存率もクリアできそうだ。

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