やる気を台無しにする伝え方【図解】
概要
間違った呼びかけをすると、相手はやる気を失います。相手の性格を考慮して、適した呼びかけをしましょう。
命令・強制系:
■頑張って続けなさい(命令)
改善:「あなたなら頑張れると思います。そのまま続けてみてはどうでしょう?」
■続けた方があなたのためになる(説教)
改善:「続けることで、新しい学びや経験が得られると思います。」
ーなぜやめるの?理由は何?(尋問)
改善:「やめたいと思う感情の背後には何か理由があるかもしれません。それについて一緒に考えてみましょう。」
▼今やめたら困るのはあなたです(脅迫)
改善:「あなたが今やめてしまうと、可能性を逃すかもしれません。少し考え直してみてはいかがでしょう?」
▼バカなことを言ってないで続けるべきだ(非難)
改善:「そう考えるのも一つですが、あなたの能力を活かして続けてみるのはどうでしょう?」
▼途中でやめるなんて情けない(屈辱)
改善:「途中でやめることにはリスクもあるかもしれません。あなたが一度決めたことを見直すべき理由を考えてみてください。」
意見・提案系:
■結論を急ぐ必要はないと思う(提案)
改善:「時間をかけて考えることも大切だと思います。」
■頑張って続けてみよう?(激励)
改善:「あなたの力を信じています。頑張って続けてみてください。」
■明日になればやめたい気持ちも変わるよ(延期)
改善:「気持ちが揺らいでいる時もありますね。少し時間を置いてみて、改めて考えてみてください。」
ーそんな風に考える必要はない(理屈)
改善:「その考え方も一つの視点ですが、他の観点からも考えてみると新しい発見があるかもしれません。」
ーなぜやめたいと思うのか?(解釈)
改善:「やめたいと思う理由があるのでしょうか?それについてお話ししてみてはどうでしょう?」
▼やめたいならやめていいよ(同意)
改善:「やめたいと感じるのなら、その理由を一緒に考えてみませんか?それを解決する方法が見つかるかもしれません。」
注意点
相手のやる気を損なわないためのコミュニケーションには以下の点に気を付けると良いでしょう:
エンパシーの表現: 相手の感情や立場を理解し、それを示すことで相手に対する配慮を表現します。
建設的なフィードバック: ネガティブな意見も、成長や改善のためのアドバイスとして提供します。どう改善できるかに焦点を当て、ただ批判するのではなく具体的な提案を行います。
尊重の示し方: 相手の考えや意見を尊重する態度を示し、その意見を真剣に考慮することを伝えます。
明確なコミュニケーション: 期待や要求を明確に伝えることで、相手が混乱したり誤解したりするのを防ぎます。
ポジティブな言葉の使用: 可能な限りポジティブな言葉を使用し、否定的な表現は避けます。
感謝の表現: 相手の努力や成果を認め、感謝の言葉を述べることでポジティブなエネルギーを共有します。
傾聴スキルの使用: 自分だけが話すのではなく、相手が話すのを待つ時間を持つことで、相手が自身の意見を自由に表現できる場を提供します。
これらはあくまでガイドラインであり、具体的なコミュニケーションの方法は相手や状況によって異なります。また、誠実さと自然さも重要であり、偽りのない自分自身を表現することが一番です。
参考書籍
この仕事術に関係するテクニックは下記の本の中で解説しています。自分自身が納得できる仕事術の本に出会えなかったことをこの本にまとめました。肩の力を抜いて気軽に読める内容にしているので、仕事術のカタログとして用いると使いやすいです。
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