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保護ねこ文化の「関係人口」を意識する -ieji-

この目的のために僕はいま、クラウドファンディングに挑戦しています。

関係人口といっても、そんなに大層なものじゃない。キンコン西野さんの言葉を借りるなら「共犯者」。でもそれは、クラウドファンディングにおけるパトロンという遠い存在だけじゃなく、"リターン品提供者"という近い立場、つまり「こちら側」に立ってもらうことも含んでるんです。(本記事でいう「関係人口」は、主に後者の意味)

具体的にどういうこと?

すごく端的にいうと、「保護ねこに関係ないヒトやモノを集めて保護ねこのクラファンをする」ということ。今回のリターン品では、にゃ太郎のハンカチやブローチ、ステッカーやねこのイラストがそれに当たります。これだけで、もともと保護ねこに関係のなかったヒトもモノも、立派に「保護ねこ活動」に参加しているというわけ。そうすると、そのヒトやモノの周囲にいるファンたちも巻き込んで、加速度的に保護ねこ文化に触れる人が増えていく。

なんで「関係人口」が必要なの?

保護ねこ文化が浸透していない理由っていろいろあると思うけど、僕はその大きな理由の一つに、チャネルの少なさ/小ささがあると考えてるんです。
いま、一般の人(保護ねこのことを全く知らない人)が保護ねこのことを知るきっかけはテレビかSNSが多い。でもその人たちって、すでに動物の情報に関心のある人たちだから、どれだけ動物番組や団体が独自のメディアで情報発信したって裾野を広げることには繋がらないと思ってます。その輪の範疇から抜け出した”きっかけ”をつくらないと、限られた効果しか発揮できないと思うんです。
だからといっていきなり動物に興味のない人たちに保護猫の情報を届けるのは難しい(ほぼ拒否される)から、その間に立ってもらうハブ的な役割を「関係人口」の皆さんに担ってもらいたいなと考えてるんです。それが、興味のない層の人たちからすれば、保護ねこ文化を知る"きっかけ"になり得る。こうやって、チャネルは増やせるし大きくできる。そのための「関係人口」です。

どうやってやってるの?

最初に断っておくと、座組はほぼパクリです。一番参考にしてるのはネコリパブリックさんのネコ市ネコ座。このイベントの座組をベースに、少しアレンジを加えてます。手順としてはこれだけ。
①自分が「カワイイ!」と思うモノを探す。
②①をつくっているヒトにchátのことを、熱心に説明する。
③「この活動に協力してほしい」と持ちかける。
④協力することのメリットを丁寧に説明する。
重要なのは①。自分がいいと思うモノじゃないとワクワクしないから。これを最初にやるのも大切。なるべくそのヒトの負担を減らすために、もともとの活動や趣味に寄り添うかたちで関わり方を提案したいから。そして④。ねこ好きなら断る理由は無いし、もしそうでなくても販売チャネルの一つとしても結構太口なので、断る理由が極端に少ないはず。

こうやって、広告会社出身者として、マーケティングの考え方や広告の発想を取り入れ実行していくのは僕にしかできないこと。活動の継続性と再現性を担保するためには、お金が回る仕組みをつくらないと。そのために「関係人口」の存在は必要ってわけです。

説明がややこしくなるので最後にしましたが、僕の活動を常に応援してくれる人たちは、「関係人口」よりさらに近い存在。この人たちに対する考えは、また後日まとめることにします。

いまの僕の考えはここまで。最終的には、もっとコミット力の高い"クルー"を集めて「ねこの海賊団」をつくりたいなと考える今日この頃です。
いまの制作メンバーはそのイメージにかなり近い感じ。そう、いい感じ。


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