「数学クラブ」(数値解析)荒井淳 物理で表されるほとんどの偏微分方程式が解ける方法である有限要素法の歴史
有限要素法の歴史有限要素法(FEM)の歴史
飛行機の翼の根元応力の計算には、昔片持ち梁の理論が使われていました。しかし、時代の流れと共に、後退翼が出現しました。
これには、片持ち梁の理論が通用しません。
設計時点で応力が検討できないのは、大きな問題となりました。
そこで、ボーイング社の技術者は、小さな、三角形や四角形で要素をつくり、組み合わせて、後退翼の形状を模擬して、全体の剛性を求め、力が加わった時、応力がいくつになるか、求めました。
1956年にはじめて、マトリックス法に