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「生活を豊かにする」お買い物バスの挑戦

こんにちは!今回はある1台のバスについてご紹介したいと思います!そのバスは小田原市の曽我、下曽我地域で「生活を豊かにする」という思いを乗せて今日も走っています。

なぜこのバスが誕生したのか。
そこにはどんな思いがあったのか。

気になることをバスの生みの親である「みんなの家たじま」の西山所長にインタビューしてみました!

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西山塁:
学生時代に小田原福祉会で実習を行い、その雰囲気の良さが決め手となり新卒入社する。現在は田島事業部事業部長と「みんなの家たじま」所長を兼任。


バスの正体

——まずこのバスについて教えて下さい!

このバスは事業所の送迎用の公用車を使ったお買い物バスです。地域の方々に無料で利用して頂けるもので、大型ショッピングセンターまでの往復をしています。

――なんと!事業所の公用車をつかったバスだったんですね!でもなぜこのお買い物バスは誕生したんでしょうか?

「みんなの家たじま」がある曽我、下曽我地域は買い物をする店が少なく、公共交通機関も少ないので買い物をするのに不便なんです。そのためお年を召した方や車の運転ができない方は本当に困っていました。

そんな状況をどうにかしたいと事業所のスタッフと考え出したのが、送迎用の公用車を使った無料のお買い物バスだったんです。

――取り組みを始めるにあたり苦労した点はありましたか?

自治会の皆さんも協力的でしたし、職員も事情を理解しているので、さほど苦労はしませんでした。

――なるほど、それだけ求められていた取り組みだったんですね!実際の利用状況はいかがですか?

以前は毎回1~2人程度の利用でしたが、今は3~4人と増加してきました。また行先もショッピングセンター以外を希望される声があり、希望に合わせて随時対応するようになりました。

――例えばどんな方がご利用されていますか?

免許を返納された方も利用されていますね。今後さらに返納者は増えると思いますので、バスの利用者も増えるのではないかと考えています。

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(みんなの家たじま外観)


市民を困らせない

――お買い物バスは本来であれば事業所がやらなければいけない業務ではないですよね。そのうえで地域のためにバスを走らせるというのはどんな思いがあったんでしょうか?

そうですね、本来の業務内容にはないものです。ただ、生活するうえで困っている方々がいらっしゃるのであれば、何かお力添えが出来ればという思いがあったので始めました。

――そういった考えに何か影響を与えることはあったんでしょうか?

やはり法人の理念や考え方は影響していると思います。市民を困らせないために様々なサービスを制度に先駆けて作ってきた法人ですから。

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豊かさの追求

――お買い物バスを始めて今思うことはありますか?

地域には様々な方がいて声を挙げられずに困っている方がたくさんいらっしゃいます。私達がそこに対してアクションを起こすことで、そういった方々の手助けができればいいなと思っています。

――今後、さらに考えている取り組みはありますか?

まずはお買い物バスの行先を増やしたいと考えています。それ以外にも事業所の地域交流室を利用した中学生向けの自習室の開放や駐車場を使った訪問販売などを考えています。

――なんだか「みんなの家たじま」の周辺がどんどん生活しやすい環境に変わっていきそうですね!これからが楽しみです!

西山所長、インタビューありがとうございました!

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小田原福祉会情報

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