やっぱりひとり起業に強靭なメンタルも高いコミュニケーション能力も必要ない、 って思えました。
昨日、会社勤めの方からの
起業相談を受けていた時に、
やっぱりひとり起業に、強靭なメンタルも、
高いコミュニケーション能力も必要ない、
って心から思えました。
その方はやさしいから自分を蔑ろにしてしまい、
他人に振り回されて、それがキツくて
起業への道を考えている、とのこと。
お話しを伺ったら、
どうやらこれまでの仕事の経験で、
約十年間携わった業務で、
累計数十万人の人の話しを聞いて
相談に乗ってきた経験があるらしく、
それで人のタイプがだいたい見分けがついたり、
客観的な観察力が磨かれていった自覚があるそう。
それでも僕は聞いた話しだけでも、
そのスキルは絶対に人の役に立つんじゃないかと、
その方にお伝えしてみたところ、
本人はこのことを、それほど自分が積み上げてきた
特別なスキルやリソースとは感じてなかったよう。
いっぽう、僕は会社勤めがイヤでイヤでしょうがなくて、
自分の力でなんとか一人起業できないものかと思って、
ある起業講座に通い、
メンタルを鍛えよう、コミュニケーション力を高めよう、
自分の弱い部分を強くしようと無理して鍛えてました。
その起業講座もまあまあキツかったけど、
自分にまだ可能性があるかも、
って思えたから頑張れた。
素直に言われたとおり、
自分の枠を超え続けろ、と言われ、
メンタルが弱かった自分には
かなりきつかったけど、
それでも頑張れたのは、
自分の可能性をまだ少しだけ信じていられたから。
その起業講座でも結果が出なかった僕は、
まだ自分に可能性があると思っていた分だけ、
その後、気持ちの落ち込みも激しくて、
メンタルはぼろぼろになって、
しばらく灰のようにぼーっとしてました。
そして、その後に待っていたのは、
今までとなにも変わらない、
自分にしかできない仕事とはかけ離れた、
また同じ会社でルーティンの仕事をこなす毎日。
同じ道を同じ時間に帰って、
毎日同じ朝。毎日同じ夜。
とにかく毎日同じ…。
なにかを守るために、なにかを捨てる、
っていう考えができないから、
捨てずに守る、っていう選択をした。
それが副業という形で続けることで、
いつか叶えたいひとり起業の土台を作ることでした。
それなりに大変だったけど、
それでも、いつかは自分にしかできないことで、
楽しく働くことを目指していたから、
がんばり続けることはできた。
２年も３年も、4年も５年も副業で続け、
「まだ続けてるの？」
「よく続けられるね」
なんて言われることもザラでした。
それでも続けられたのは、
あんなに自分に可能性を感じて、
決して安くないお金を投資して、
簡単にあきらめてしまうのはもったいないし、
なにしろ自分がまだあきらめたくない、
っていう気持ちが残ったから。
この期間を振り返ってみたら、
やっぱりメンタルがきつかったように思います。
今になって感じるのは、
なぜあきらめてやめていく人が多いか、
って考えたら、
あの時、僕が起業講座で、
一生懸命メンタルを強くしようとしたり、
コミュニケーション能力を高めようと頑張ったりして、
それが自分に合わないと感じてしまって、
そのことが、ビジネスや起業そのものが
自分に合わないと思い込んでしまった人も
いるんじゃないか、っていうこと。
もしあの時、その人に合ったやり方で、
続けることを選んでいたら…
もしあの時、その人しか持っていない
貴重な価値に自分で気づくことができたら…
きっと、途中であきらめる人も
少なかったんじゃないか、って思います。
昨日ご相談いただいた方のように、
ものすごい才能と、他の誰も持っていないスキルが
隠れていることもあるから、
それを早く見つければ、自分を認められるから、
自分が楽しく起業していくプロセスを踏んだほうが、
いろんな事が進んでいく。
だから…
自分はメンタルが弱いから。
コミュニケーションがうまくないから、
といった、誰かに言われた一方的な価値観や
自分の思い込みだけで、
自分にしかできないことで楽しく働く、
をあきらめてほしくないな、って思います。
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鈴木順也
ブランディングプロデューサー
『自分にしかできないことで、楽しく働く』
ひとり起業家が
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理想のお客さんに手を伸ばして選んでもらえるための
サポートをしています。
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