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「大好きなことをずっとやって死ぬ」これが新しい幸せのロールモデルだ

これまでの常識や慣習にとらわれて、貴重な時間を無駄にはしていませんか。

これからの未来を見据えて、自分が本当に歩みたい人生にフォーカスしてください。


今回、参考にさせていただいた書籍はこちらです。

ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す /プレジデント社/山口周

今のところ成功のロールモデルが古臭いやつ1種類しかない

一昔前に誕生し、今もなお現役として第1線を張っているロールモデルは

都心に住み、大企業に就職し、平日はバリバリ仕事をこなし、休日は外車を乗り回してショッピングに出かける、というセレブリティな人生

というものです。


一昔前の高度経済成長期には物質的に満たされていなかったため、他人よりも収入を得て、自分の物を満たすことが人生の幸福に直結していたため、このような人生に憧れたのもわかります。


ですが、物質的に満たされた今、

モノの所有欲はなくなり
お金が全てではなくなり
都心が魅力的でなくなり

つつあります。


このような時代では、先ほど紹介したロールモデルが時代遅れであることは明らかです。


ですが、いまだ新しい成功のロールモデルがはっきりと提示されていないため、多くの人がどんな成功を目指せばよいのかわからず迷子になっています。

これからの時代における新たなロールモデル

ですので、僕が新しいロールモデルを提示します。

それは、

自分の好きな場所に住み、経済的に縛られることなく、心からやりたいと思う仕事し、
贅沢で他人と競争するのではなく、自分らしい消費や活動を行い、自分の人生を豊かに感じられる人生

というロールモデルです。


このロールモデルにお金は必要ではありません。自分にとって必要最低限のお金だけあればそれで十分です。

このロールモデルは、前の古臭いロールモデルよりも今の若者世代の価値観に近く、次の時代に合ったものとなっています。

僕自身もこのロールモデルに憧れ、これを目指して生きています。


少し抽象的でイメージしづらいかもしれませんが、それはこのロールモデルが人それぞれバラバラだからです。

ここからはよりイメージしやすいように、現代人の問題点について話していきます。

仕事での幸せに無関心な現代人が多い

現代人の多くは、プライベートでは人生の充実に熱心な反面、仕事においては人生の充実に無関心すぎます。

平日はつまらない仕事を嫌々やって、週末の余暇を楽しみに待つ。

ほとんどの人はこれが当たり前だと思っているのではないでしょうか。


人生の中で膨大な量の時間を消費する「仕事」を、そんな雑に扱っているのは異常だと思いませんか。


ましてや現代は、そのようなクソ仕事によって忙殺され疲労やストレスを溜めた結果、休日すらも昼まで寝てだらだら過ごし、特に何もすることなく終了、となっている人が少なくなく、結局、平日も休日も全てクソ仕事に破壊されているような状況です。


参考にした書籍では、このような現代人を

「真に生きているのではなく、ただ生存しているだけ」

と表現していました。


本当に人生とはそれで良いのでしょうか。

周りが当たり前にそう生きているから、それが正しいというのは間違った思い込みです。


自分の中の常識を疑い、本当に目指すべきは何なのかを考えることが第一歩となります。

なぜ多くの人が仕事の幸せに無関心になってしまうのか

普通に考えると、

楽しい仕事をしたい!

と思うことの方が本来自然な姿のはずです。

ではなぜこんなにも多くの人がキバを折られたかのように何も言わずおとなしくクソ仕事に従事しているのでしょうか。


その主な理由は

教育による刷り込み
終身雇用の常識

の2つです。

それぞれ解説します。

教育による刷り込み

私たちは社会人になるまでの10年間以上

つまらない授業を受け、嫌な思いをしながら暗記し、テストで良い点を取ることが正義

という教育を徹底的に受けます。


これはつまり、

「嫌なことを頑張ったら最後には良いことが待っている」
逆に言うと
「何かを得るためには何かを犠牲にする必要がある」

という価値観が自然と育まれていくということです。


僕が言いたいのは、今の教育制度や報酬のための犠牲が全て間違っているということではありません。
面白くないことでも学ぶことは重要ですし、報酬のために犠牲が必要なことももちろんあります。


ですが、このような価値観がクソ仕事を当たり前のようにこなす現代人を産む一因となっている、ということは理解する必要があります。

終身雇用の常識

2つ目の理由は、終身雇用が常識という価値観があることです。

高度経済成長期には企業がどんどん成長していくことができたため、「新卒一括採用」「終身雇用」が最適な戦略でした。


そのため、一昔前においては

大企業に入って安定を得る
問題を起こさず仕事をこなして順調に給料を上げていく

ということが正解でした。


つまり

仕事が楽しくないので転職する
ジョブチェンジのために転職する

ということは非常識であり、あり得ないことだったのです。


現在は、不況のあおりや大企業の倒産を受けて、徐々に終身雇用が当たり前という価値観は薄れていってはいますが、まだまだ多くの企業が新卒一括採用や終身雇用を前提としています。


なので、まだまだ日本の平均転職回故は少なく、転職をするということがネガティブにとらえられることが多いです。


そのため、仕事内容に満足していなくても、別の仕事を探すという行動を選択しづらくクソ仕事に従事する、という結果になっていると考えられます。

仕事を最高に楽しみながらやっている人もいる

ご存知かと思いますが、世の中には仕事を真に楽しみながら、仕事を通じて人生を豊かにしている人達も存在します。


そのような人達にとって仕事は、報酬のための労働ではなく、仕事そのものが報酬となるような活動となっています。


それそのものが報酬となる活動とは、どのようなことでしょうか。

それはつまり、僕らが

遊園地に行きたい
海水浴に行きたい
旅行に行きたい
絵を描きたい
歌を歌いたい

などと感じるような活動です。


僕たちがこれらの活動をするとの同じような感覚で仕事ができれば、どんなに素晴らしいことでしょうか。

そのように、仕事を真に楽しむということは純粋にそれをしたいと感じる衝動によって仕事に従事するということなのです。

生きがいとなる仕事との出会い方

そのように仕事を楽しむ人は、どうやってそんな仕事に出会うことができたのでしょうか。

そのためには以下のことが重要です。

仕事での充実感に対して敏感になる
自分がするべき仕事ではないと感じると、すぐにやめるよう行動する

それぞれ詳しく話していきます。

仕事での充実感に対して敏感になる

これはつまり

今の仕事は楽しいと言えるか
今の仕事が本当に自分の人生を豊かにしているのか

ということを、常に自問自答するということです。


その感覚を大事にし、無関心に無駄な時間を浪費することにはなってはいけません。


そうやって探し続けることでいつしか最高の仕事に出会うことができます。

自分がするべき仕事ではないと感じると、すぐにやめるよう行動する

最高の仕事に出会うためには、

とにかくたくさんの仕事をやってみる

ということが必要となります。


そしてそのためには、

たくさんの仕事を辞める

ということが必要です。


最高の仕事に出会うまで仕事をやめまくって新しい仕事をやりまくる、ということが理想ですが、とはいえ、履歴書に短期間の仕事が並ぶことを良しとしないのが、現状の日本企業の価値観です。


ですので、数週間〜数か月単位で仕事を変えることが現実的ではないでしょう。

ですが、1〜2年くらいなら現実味があります。


とにかく重要なことは、

自分にとって最高の仕事は考えてもわからない
色々やってみて初めて気づくことができる

ということを知っておくことです。


それを理解しておくことで、

社内でたくさんの仕事に挑戦する
副業や兼業として経験を得る

という選択肢も選べるようになります。

高級ブランドは本当に必要な物か

前のロールモデルでいくと、高級ブランドを身にまとい外車に乗り高級食材を食すということが成功であり幸せだと信じられていました。


現代でもそう感じている人も多いでしょう。


しかし、それが本当に自分にとって幸せなのかどうかを改めて考えてみるべきです。

なぜならその行動は、

自分が他者より優越していることを示すための行動

であることが多いためです。


お金や物によって他者より優越しようと思うことの問題点は

お金や高級品によって優越を感じることで自分の気持ちを満たす、という行動には終わりがない

ということです。


そのような行動によって一時的には気持ちが満たされるかもしれませんが、もっと贅沢している人を見たり、新製品が出ると、その幸福感は無くなりなり劣等感に変わります。


このように、無限に続く追いかけっこをするような人生は、本当に豊かな人生と言えるでしょうか。

そうではなく、心からの衝動によって突き動かされるようなことにお金を使うべきです。


そのような思いで得た経験は一生無くなりません。人生の充実は思い出の数で決まります。

人間誰でも最後には「思い出」しか残りません。


自分の目指す成功や幸せについて考え、是非、それに向かって突き進んでください。

サポートしてくれたら、ブドウ糖を買おうと思います。