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震災の被災地に公園を作ってきた話

宮城県石巻市で公園を作ってきました

僕が勤めている会社は毎年利益の1%を慈善事業に使うと決めている素晴らしいポリシーを持っていて、
アフリカや各支社のある地元で様々な活動をしています。
日本ではNPO団体「Playground of Hope」を支援し、毎年震災の被害のあった場所を中心に公園を作っています。

というわけで台風19号の迫る10月に
宮城県石巻市に公園を作って来ました。

朝7時の東京駅を出て一路仙台へ。
初めて降りた仙台駅からバスで乗り換えて約90分、石巻へ。

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当時建てられたであろう線量計。数値はもちろん全く安心でした。

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地元静岡を思い出す田舎っぷり。道路や建物の土地の使い方が東京の倍くらいあって癒される。

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近所の公園がこの広さ。元々公園だったこの場所は、震災後の仮設住宅の為に一旦全部更地にされたらしい。そこに遊具と芝生を作り、再度公園として蘇らせるのが今回のミッション。

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この青いロールが人工芝。めちゃめちゃ重いの。確か70kg!手前の缶はそれを地面と繋げるノリのようなもの。

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到着した11時頃はまだ雨が降っていたので芝生は作れず、先に遊具を組み立てます。

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穴を開けてネジ入れたり、ペグを打ち込んだり「最近こういう事してなかったなー」という作業。久しぶりにやりだすと楽しい。初めて会った石巻の役場の方と自然と生まれるチームワークが心地よい。

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言葉になまりが無いな、と思ったら横浜の役所から1年間限定で応援に来ているらしい。「私みたいなのが、日本全国から被災地に来ていますよ」と。

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人工芝をひく作業はめちゃ大変!


1、黒い長細いシートを格子状にひいていく。
2、ペグで黒いシートを固定。
3、その上に人工芝(70kg)をずれないように置いていく。
4、芝の端には工場で作った際の無駄な縁があるので、それをカッターで切る(1つにつき18m分)
5、配置したら芝生の端20cmほどまくりあげ、釘で固定。黒いシートが見えるようにする
6、黒いシートにのりを塗り、ヘラで満遍なく伸ばす
7、釘を外して芝生と黒いシートを接着。
8、以下延々と続く

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応援に来てくれた地元の方々と12人くらいで延々とこなすが、
この作業だけで夜になる。灯が必要になる暗さになる頃、ようやく完成するが、
雨でノリが適切に乾かないという事で、完成には至らずも、広大な人工芝を敷く事ができました。

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やってみて思ったこと

・久しぶりの肉体作業は気持ち良い!充実感のある疲れがバイト時代を思い出した。
・この日だけ会って、多分もう会わない名前も知らない人たちとの共同作業。少し寂しくも楽しい。
・普段行かない場所、しない作業。普段の立場が全く関係ないただの人になる心地よさ。月に一度はしたい。

結論!

社会人のみんな!ボランティアしましょう。
こういった作業は、協力しないとできない事ばかりなので、チームビルディングには丁度良いと思う。
普段の感覚とも離れて心身共にリフレッシュできるし、
社会的な繋がりも意識するようになります。
100利あって1害無し!
オススメです。

YoutuberやInstagramerのようなインフルエンサーの人達がやると、面白いムーブメントになると思うんだけどなー。

サポートされたら、俺はその倍額を寄付する。倍返しだ。