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シルバーバックの流儀 :学校では教えてくれなかったチャンピオンの教え3


2021年1月16日
以前から「ボクシングの先生」として紹介してきた
長濱陸選手のチャンピオン防衛戦
OPBF東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ
を見てきました。


ボクシングの試合を生で観るのは初めて。
初観戦がタイトルマッチとあって圧倒される体験でした。
たった1つしかない「チャンピオン」の座をかけて
心技体を鍛え、戦い合う姿は
日常が忘れかけていた「本能」をむき出しにしてくれます。

これまでTVではもちろん観てきました。
しかし生で観ると本当に全然違う。
ここまで細かい技術の応酬があるとは。
パンチはあくまで一部。
リング内をどう動き、相手をどこに動かすか
肩を押し付け合う事もあれば
頭をくっつける距離で細かい駆け引きも行う。
相手のペースを細かく崩したり
やりづらくさせたり疲れさせたり。
予想の何倍も頭脳のスポーツ

また身体が撃ち合いで消耗するにつれ
気持ちのアップダウンが試合中に何度も起こる。
姿勢や戦術に気持ちが影響する。
生々しい人間ドラマでもあります。


そんな本能の戦いを観ながら
先月、先生から教わった事を思い出していました。

マウンテンゴリラ

は1頭のボスがメスとその子どもを引き連れて
群れをなす事で知られています。
オスは成熟するにあたり背中が灰色に変化し
頭が盛り上がり筋肉がメスの何倍にもなります。
この事から成熟したオスゴリラを
「シルバーバック(Silverback 銀色の背中)」と呼びます。

シルバーバックのオスは
「強さ」と「リーダーシップ」を見せることで
多くのメスに選ばれ、結果群れのボスとなります。
自分の子孫を最も繁栄させる為に
強く、賢くなくてはいけません。

その結果必然的に他のオスとの争いも起こります。
(上記動画の1:40くらい)
オスは身体を強くし、全力で戦います。

面白いのは
オスはどんなに力が強くても
所詮メスに選ばれる側という事。
頼りないと思われると見捨てられるらしく
その為に必死なんだとか。
・・・一緒だな。


チャンピオン曰く

「ボスになると、
身体は強くなるし態度も大きくなる。
全身に自信がみなぎって
それがまたメスを引きつける。」

「でもその争いで負けるとどうなるか。
負けたゴリラはメスに相手にされないだけでなく
徐々に身体に変化が起こる。
姿勢は悪くなり、従順なマインドになっていく。」

調べてみると
群れの中に複数オスがいる場合もあるらしい。
しかしボスは一人。
ボスをAlpha Maleと呼び、
他のオスをBeta Maleと呼ぶ。
メスとの性交権はもちろんボスだけが持つ。
オスとしてのアイデンティティを失いそうな現実だ。


負ける事に慣れないで欲しい。
負けていいやって思うと
だんだんそういうマインドになるし
それが見た目に現れてくる。

例え試合で負けたり
こいつの方が今は強いなと思っても

気持ちだけは俺が最強だ

と思ってて欲しい。
今にみてろと。
それが強くなる秘訣だから


セルフ・イメージ

の話だ。ぴんとくる。

自分が「弱くていい」とどこかで思っていると
それに慣れていく。
「自分は強い。優秀だ」と思って生きると
徐々に近づいていく。
人はイメージするものに近づいていく。

もちろんこれは「強い」「弱い」だけの話じゃない。
外見や頭脳や、成功・失敗や
正確良い、悪い、なんでもいい。


実際の勝ち負けや成功・失敗が
その人を作るんじゃなくて
自分をどう定義するか
その人を作る。

そう思えたら
常に勝つ事もできるし
常に成長する事もできる。


第1段、2段も読んでください。

第1段:学校では教えてくれなかったチャンピオンの教え

思考と感情を切り離せ! :学校では教えてくれなかったチャンピオンの教え2


成長したい人はぜひ一度コーチングを↓


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