ストーリーブランド戦略
人々が買うのは最高の商品ではなく、
一番わかりやすい商品である。
売れる商品は必ずしも最良の商品ではない。
最近の例だとクラウドファンディングがその良い例だと思う。
正直、クラファンに出ている商品のほとんどが、タオバオやアリババで調べれば出てくるプロパーの商品。
つまりアリババやタオバオにアクセスできればその場で買える商品。
しかしながら、そのプロパー商品に申し訳程度のブランドロゴをつけただけの商品が元の売価の2〜3倍でクラファンで売られている。
しかもそこそこ売れている。
売れている理由のひとつには、今まで日本市場に入ってきていない商品だから。というのもあるとは思う。ただし、よく調べると半額近くで同じものが買える。
ではなぜそちらで買わないのか?
クラファンの売り場にはストーリーがあるからだ。
いわゆる長尺LPに書かれているのは商品の機能ではなく、
メーカーの思い、開発担当者の苦労、商品を販売するに至ったきっかけの物語など。
商品の良さだけでなく、どちらかといえば商品周辺のストーリーで売り込んでいる。初めは商品の良さに惹かれて見にくる顧客が、その開発ストーリに触れて共感し、購入する。
よくできた戦略。
ストーリーは共感を生む。
その共感をうまく利用したのがクラファン。
商品で差別化できない時は、ストーリーで差別化するのは良いマーケティングの手法だと思う。さあ、みんなでストーリーを語ろう。
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