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息子との大切な時間~謝りたいこと

ママ友と飲みに行き、遅く帰った金曜の夜はお酒に酔ったのもあり、翌朝のご飯を全く考えず寝ました。

朝のうちに出かけるという夫には冷凍庫にあったちいさなパンと残り物のスープを出し、息子にはいよいよ出すものがなくなったので、近所のコメダでモーニングすることに。

息子と歩きながら中学校のことを色々話しました。答えたくないことになると、ピューッと走っていってしまいます。
コメダに着いたら、待っている人がいました。息子が当たり前のようにボードに名字を書き込みました。「大人1、子ども1」と記入していて、果たして中学生は子どもなのだろうかと疑問に感じました。

ほどなくして席に着き、注文を決め、息子に話し合いたいことを切り出しました。息子はそばのラックから本を一冊持ってきて読んでいて返事が来ない。読み終わるのを待ち、話しかけました。

男子バレーボール部に入部した息子、配られたスケジュールを見ると、朝練なし、月曜と金曜は放課後の練習なし。木曜日夕方に受けていたオンライン塾の授業が受けられなくなるので、どの曜日に変えるか、そして何度か行った天真体道は月曜と金曜、ラッキーなことに部活が休みなので、通うことにしない?と持ちかけました。息子は金曜はオンライン塾のホームルームがあり、他の曜日に変更したくないから、月曜日に行くと言いました。三鷹に行くので遠いですが、彼が今武道に触れることは彼の人生において宝物になると思うので、長く続けられるようサポートしたいです。

息子は部活の仮入部期間、理科部に入り浸っていました。元素のことなど知識も豊富だし、プログラミングソフトいじるのも好きだろうし、実際本人が「理科部すごく楽しかった」と言うので、「どうして理科部にはいらないの?」と聞いてみました。「運動したほうがいいと思って」と息子はボソボソっと言いました。太ってしまった体格を多少は気にしているんだ、私は「あっはっは!」と笑ってしまいました。

帰り道、道端にカタバミの花がたくさん咲いていました。種が入っているさやもあります。「弾けるか見ようよ」としゃがんでいろんなさやを試します。息子も仕方なくつまんでみます。しゃがむ姿勢不安定、さやをつぶしかねない指の強さ。そばにオオバコが。昔オオバコの茎を交わらせ引っ張り合う相撲をしたものです。根元からオオバコを引っこ抜きます。二本見つからず相撲はできなかったけど、この茎を引っ張り合う指の強さや微妙な匙加減が息子にあるのかしらとふと思いました。オオバコは葉脈の管がゴムのようになっていて、昔は慎重に管だけ残るように葉を破り、管をゴムのように伸ばして遊んだものです。ああこうやってわたしは手の器用さとか力の加減を身に付けてきたのに、息子に伝授してこなかった。わたしは親から教わらず友達と遊びながら覚えたけれど、息子の環境ではそれは不可能だった。自然も少ない。ハルジオンを見つけました。茎をつまんで潰してみないとハルジオンかヒメジオンかわからない。どっちかと判別させました。カヤツリグサも生えていました。これは茎が△なんだよ、茎をちぎり断面を見せました。

ツツピツツピと声が聞こえ、空にはシジュウカラ。

マンションのすぐ裏まで来て、最後はぺんぺん草の葉っぱを少しはがすのを半分ずつしました。息子はできたりできなかったり。

子どものころ、植物で色水を作ったり、数珠を作ったり、植物でたくさん遊び、手先の器用さや力加減を覚えてきたんだな、それを息子にしてあげていなかった。申し訳ないことをしてしまった。
謝ったらニコニコ笑って許すだろうから謝れません。

後悔先に立たず。

これからできることをしようと思います。

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