ニュースを知る知らない考
テレビを見ないので、人の話題がわからない時があります。梅雨が明けたこと、川口で爆発があったことなど。
知りたいことは調べて知ることにしています。
以前はニュースを知っている方がいいと思っていました。
夫が新聞を読まないことを非難めいて考えていました。物事をよく知るにつれてだんだん考えが変わり、前回のアメリカ大統領選の偏向報道に嫌気がさして日経新聞購読をやめ、スマホのインターネットを開くと自動的にYahoo!になるようにしていたのもやめました。
結果、ニュースを知らない人になりました。たまに話題についていけなかったり、ええ!知らないの?という反応を得たりしましたが、時には自分だけ知ってる話題もあるのでお互い様と気にせずにいます。
今日の夕方は息子のリベラルアーツ付き添いで吉祥寺のブイネットに行きました。
松永先生が「今週面白かったこと」をひとりひとりに聞きました。子どもたちが職業体験や大会に出たことなど答えた後、先生は「おれはやっぱりこれだ」とトランプ大統領の銃撃事件をあげ、トランプ氏のアクションに応じ群衆が「USA! USA!」と叫んだことを、アメリカ人が世界中で人を散々殺してきた国に愛国心を持っているのはなぜだと思うか、と問いかけました。「アメリカの大統領選に興味ない」と答えた子もいたけれど、「君たちのこれからのことだからね」押し付けがましくもなく言いました。
ニュースはおしなべてニュースではない。
息子の未来を守りたいと食や環境に心を沿わせていたけれど、世界情勢もだ。子どもたちが生きやすい未来に繋ぐために政治に着目するのは必要なこと。安全な未来のために自分が一個人として政治と向き合う。子どもたちはわたしたちがそばでどんな考えでいるかどんな選択をするか、大人の生き様を見ているはず。
シンプルなことでした。
ニュースを知る知らないではなく、どんなニュースを知っているか関心を持っているか。ニュースを知る知らないは子どもたちに未来を残すことを考えれば自ずとわかることだったんだ。
朝にふと思い立って書き始めたこの記事、夜にきれいに結びを見ました。
よかった、ありがとう。
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