見出し画像

音・声の可能性~みんなの「音読✕発酵」

毎月第四金曜日はしゅりさんと主宰しているミクマリ音読道場の「音読✕発酵」の日です。

音読する声の響きで、麹と麹をすり合わせることで心地よい空気を作り出す、そんな会です。

昨日は従来の定員4名を拡大して5名にし、満員御礼となりました。
フェイスブックで先月のレポートを読んだ方が何名か申し込んでくれました。一名の方はフェイスブックでも繋がっておらず会うことも初めてで神奈川県からはるばる来てくださいました。後の方たちはリピート参加、宣伝する前に定員が埋まるようになりました。ひとりも集まらず開催できなかった月もあったことを思うと感無量です。

月イチ企画、一か月かけて音読の題材と発酵チャレンジの内容をどうするか考えます。発酵のほうは色々調べて「これだ!」を探し、音読のほうは魂のかけらが入りそうなくらい全力で考えます。

音読は母音子音・カタカムナ5、6首を発声するウォーミングアップのあと、ホツマツタヱの春分にちなんだ歌を読み、谷川俊太郎さんの詩をみんなで音読した後、各自好きな詩を選んで音読してもらいました。各自のチョイスも興味深く、同じ詩を数名の方が読んだりするとそれぞれ印象が変わるのも面白い。谷川俊太郎さんの詩が素晴らしすぎて、声でそれを読む感動に全員で酔うというまたいつもと違った音読の部。

何かを説明しています。

つぎは発酵チャレンジ。
今回は「きのこ麹」を作りました。
ホワイトボードに記した材料の分量を量ったり、きのこを蒸し焼きにしたり、皆手際よく分業、全員が塩きり麹を順番で手ですり、キノコや水と合わせ、各々が持参してくれた容器に等分しました。リピーターの方もいるので詳細を言わなくてもわかってくれ、使用したボウルなどをキッチンで洗ってもらったりで、申し訳ないと思いつつもこの会を皆さんが応援してくれている幸せを感じました。

塩切り麹をすりすりしてます

テーブルを片付けると食事になります。
台所が狭くて人数分のお皿を置けないので、前回からビュッフェスタイルに。おにぎり、サイドメニューを並べ、皆さんに盛り付けをお願いしました。台所からはきのこ麹を使った豆乳仕立てのスープを出しました。

気づいたらみんな綺麗に盛り付けていただいてました

みんな揃って「いただきます」
凝ったお料理を出すことは技量がないこともありできませんが、麹や素材を活かすべくシンプルに調理してお出ししています。
「おいしい」というコメントを聞けて緊張がほどけます。
麹納豆が人気、人参ラペ、キノコのマリネも好評いただけました。
お食事の後はデザート代わりにミキを。
ミキは奄美大島に伝わる発酵飲料、おかゆと生のサツマイモのすりおろしで作ります。語源はお神酒。1ccに一億個の乳酸菌、一日経つと倍増するとか。酸味のある、独特な味わいです。
前日に仕込んだミキはプチプチと発酵していて、ミキの声を皆さんに聞いてもらいました。こちらもお代わりする人が次々と。

終わった後、何度も書いてもらったアンケートを読みました。
皆さん音読や発酵チャレンジに満足してくれたのが文面から伝わります。
音の探究と発酵で興味と胃袋の満足。

早く到着しておにぎり作りを手伝ってもらったり、洗い物をしてもらえたり、参加者の皆様に育てていただいている「音読✕発酵」
次回も魂入りの全力企画にしようと誓いました。

よかった、ありがとう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?