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Monochrome!

お疲れ様です。
毎日暑いですね!
皆様、如何お過ごしでしょうか?

先日、参加させて頂いた写真展
「Monochrome!」写真企画ホトリ
でのお話をしていきたいと思っております。

フィルム縛り、モノクロ写真を基に
作品は暗室での手焼きプリント、スキャンしたデジタルプリントでもOKということもあり、様々な表現の仕方が見られた展示でした。

私が参加するにあたり、何を基点として表現するのか、
展示するという事は「表現」することですから、御来場頂く方々にどう楽しんで頂けるのかも視野に入れて、制作を考えました。

写真企画ホトリ
「Monochrome!」纏め記事


フィルム縛りということで、私の中での表現の一つとしての″質感″みたいなものは、前回の記事でお話ししております。



今回は、モノクロに関してお話ししていきたい。
モノクロームって、そもそもの意味は ″単色″という意味で、赤でも青でも一つの色での構成になるんですね。

とはいえここでいう色的なものは、白、黒、として
グレーに関しても、グレースケールという表現もありますが、それはまた置いておいて。

表現の幅の話をいたしましょう。

モノクロ写真としての表現については、
毎回お話をいたしますが、正確 / 不正確はありません。極論です。

ただ、モノクロ写真は表現の幅が広い、と声を大にしていえると思っています。

例えば、七色の傘を持った写真で
好きな黄色だけを強調させたい!や
赤いヒールの女性の靴だけを薄くしたい。など。

少し違和感が出てしまいそうな表現や強調は、モノクロ写真では卒なく熟てしまうのです。

モノクロ写真をよく見る機会がある方は何気に目にしているはずの、強いビネットのかかった写真や表現するにあたって焦点させる為に付ける影。
実際に、リアルには見えていないものを継ぎ足すことが出来る、という事。
これは、モノクロ写真だから出来る表現だと思います。



ただ、
黒くするだけが正解だとは思っておりません。
黒くすることは、暗くなることにも近いので
印象は薄くなりやすい。
目を閉じるように、表現が曖昧になりやすい。
脳裏に残りにくい。


ただ、これは否定ではなく
表現の一部として取り入れる事が出来ると解釈したい。
それはまさに、モノクロ写真の魅力といって他ならない。


だからこそ、モノクロ写真は奥が深く
写真表現として、変幻自在なものとしても認識できるのではないかと思っております。


だから私は、モノクロ写真が大好きなんです。


今回は、ゲスト作家として参加させて頂いた
写真企画ホトリさまの展示と合わせて、フィルム、モノクロ写真という表現について書かせて頂きました。
※展示した作品は、御来場頂いた方々に敬意を持って投稿は控えさせて頂いております。


私は主に、モノクロ写真としての作品表現とともに
ワークショップも行っております。
興味がございましたら、SNSなどでチェックをして頂けると幸いです。
noteのフォローもお忘れなく、宜しくお願いいたします!


坂本純子


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x(旧Twitter):@lenfant_

e-mail  sitorinmoon1111@gmail.com

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