見出し画像

『スケバン刑事』で知る高校生人口いまむかし

何の因果かマッポの手先、
笑いたければ笑うがいいさ。
〈麻宮サキ〉は孤高の初代派じゅんぷうです。
鉄仮面も好きだけど仲間がいるもんね。

その初代『スケバン刑事』1・2話を
東映シアターオンラインで見ることができます。

2006年のあやや版の取材前にも
あらためてチェックしたはずだけど
また今見ると衝撃の数々。
原作の時代が時代とはいえ
設定もセリフもコンプラの嵐です。

1話の舞台は名門の聖アンナ女子高等学校。
奨励金で通う生徒は制服の胸に
〈奨励〉ワッペンの縫いつけが義務づけられ
〈ワッペン組〉と蔑まれています。

「ワッペン組が私たちと対等に話すなんて」
「ワッペン組のやつらが何か企んでるみたい」
「ワッペンの誰か」「ワッペン連中」
「ワッペンの生徒のおかげですな、理事長」

わたし今、一生分のワッペンを打ちました。
もはや主人公はワッペン。
調べたらエンブレムを指すドイツ語。

とにかくもう『翔んで埼玉』の
埼玉差別級のワッペン差別エピソード。

当時は斉藤由貴が
スケバンに見えない問題もあったけど
今見るとそんなに気にならないのと
門脇麦に見える問題。

それとこんなんだったんだっけ、
と再発見したのが1話のオープニング。
高校生たちの日常風景をバックに
ナレーションが入るドキュメンタリー調。

日本の高校生、その数、およそ490万2千人
勉強しか頭にないヤツもいる
ツッパッてるヤツもいる
そして、孤独なヤツもいる

高校生490万人だったんだ~。
年間出生数200万人超えの
第二次ベビーブーム世代ど真ん中の
じゅんぷうたちはこのときまだ中学生なので
この数年後が高校生人口の
ピークだったと思われます。
高校はうちの学年は11組ありました。

じゃあ今の高校生はどれぐらいいるのか
見てみますと…

文科省の資料によると

329万9千人

160万人も少ない。
1学年100万ちょっとです。
それ以前から少子化・多様化時代で
わたしも出産したの30代だけど
第二次ベビーブームの子世代と考えると
やっぱり少ないですよね。

今のほうが受け皿も多いだろうし
進学率も違うのではと思ったけど
昭和49年の時点ですでに
全国の高校進学率は90%を超えていて
わたしが高校生だった昭和の最後~
平成のころとほとんど差はなし。

時代を感じる部分といえば
定時制への進学率と
通信制への進学率の逆転。
それとむかしってヤンキーというか
ツッパリというか不良たちって
何だかんだ学校は来てたんですよね。
今の時代だったら
サキはいなかったでしょうね。

いったんワッペンのことは忘れて
次は『花のあすか組!』を見ます!


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

いただいたサポートは①心と体の栄養②妄想と仮想を現実化③さらなる発信のために使わせていただきます❣