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やっぱり詰めこんじゃう長野バスツアー記④松代温泉~善光寺御開帳

 昭和の観光地のおみやげといえば「ペナント」。昔、実家にもいくつもあった中のひとつが善光寺でした。じゅんぷうです、こんにちは。

 おひとりさまで参加した長野バスツアー記、前回noteからの続きです。

戸隠⇒松代温泉

自分でも驚くほど心を残しつつ
戸隠の山々を後にして
バスはまた上信越道へ。

信州中野インターを通過するとき
ここで降りて行く
志賀高原のことを思い出します。
息子のボーイスカウトの夏キャンプが
毎年志賀高原で、
カブスカウト時代はわたしも何度か同行して
男子小学生たちと一緒に過ごしたのでした。
長野ってほんとに山なんだなあ。

長野インターの目の前の
大きなホテルに到着したのがもう6時半。
お部屋は広々ツイン。
窓の向こうは北アルプスです。

右側の山間に見えるギザギザっとした稜線がさっきまでいた戸隠山

汗を拭いた手ぬぐいを洗濯したり
衣類をファブリーズしたり整理していると
重大なことに気づきました。

猫、連れてきてたの忘れてた。

今年あちらへ逝ってしまった愛猫のアクスタ、
一緒に歩いてはいたけど
別所や戸隠で出してあげるのすっかり忘却。

夕景の北アルプスと

猫の撮影にかまけていたら
8時近くになってしまい、
あわててバイキング会場へ。

ここでもヒノさん(仮名)と一緒になり
信州サーモンのカルパッチョ、
シナノユキマスのにぎり、
信州牛のステーキなどなどいただきました。

ここ松代といえば、松代大本営。
そして数年前に都内のライブペイントで知った
イラストレーター、TOMOYAARTSさんが松代の方。
松代でさまざまな素敵な取り組みをされていて
作品に出会えるゆかりの場所を訪問したかったけど
今回はまったく余裕なし。

せめて松代城は見たい。
早起きして外観だけ
見に行けるかなと思いましたが
ツアーが8時半出発とのことで
逆算すると…
そんなに己に厳しくできない。

ご当地キャラ、六モンキー! 真田がらみでいうと午前中も上田城ニアミスしてるのですよね
この日のGoogleタイムライン。群馬と長野の県境あたりを通るときは毎回、あさま山荘事件のことばっかり考えてる1972生まれ

善光寺詣り前半

2日目、6時半に起きて
ビデオ通話で家族の起床確認。
昨夜、温泉でゆったりしたおかげで
戸隠の筋肉痛まったくなし!
これは志賀高原キャンプと同じ
肉体疲労をなかったことにしてくれる
登山⇒温泉⇒回復の素晴らしい循環。

お部屋の反対側、松代市街の眺め。お城はこちら側。正面の山の麓らへんが大本営跡らしい!
朝食バイキングは味噌おにぎりがおいしくておかわり

というわけで松代では
ほんとに温泉で癒やして寝ただけ。
チェックアウトも混んでいたので
結果的にお城や大本営行かなくてよかった。
フロントにあったライブカメラには
まさかの雨の善光寺。
この梅雨時期、
昨日の戸隠がお天気だっただけでも
ありがたいけれども。

ホテルを出発してわりとすぐ
「川中島古戦場跡」というバス停があったのですが
それらしい場所が見えず
地図見たら反対側だったみたいー!

30分ほどでバスは善光寺に到着。
なんと雨が上がり晴れました。
ここからは宿坊の方がお参りまで
案内してくださいます。

まずは忠霊殿に通され
ご祈祷の申し込みという
ツアーの大人の事情その2ですね。
そもそもご祈祷・ご供養のつもりで
いらっしゃった方も少なくない様子。
せっかくなのでわたしも
商売繁盛という現世利益な祈願を
一口申し込みました。

そして境内の説明を受けながら移動し
本堂の正面に立てられた回向柱の列に並びます。

朝が雨だったおかげか、10分も待たずに回向柱にタッチできた…が…

御朱印はすでに110分待ちだそう!
(昨日は最大3時間半待ちだったとか)
団体旅行のわたしたちは
御朱印をいただく人・御朱印帳を買う人ごとに
案内の宿坊の方が取りまとめてくれ
あとで渡していただけるのですが、
頑固なじゅんぷうという人は
「御朱印は神社でのみいただく」
マイルールに則ってお願いしませんでした。

でもね、よく考えたら
戸隠もそうだったように
善光寺の信仰って神仏習合。
だから、ここは仏のような広い心でいただくか
善光寺だけの特別御朱印帳を作っても
よかったのでは!? ねえ!!

という考えに至ったのは帰宅時で
このときは御朱印よりも
あこがれのお戒壇巡りも待ち時間が長すぎて
あきらめざるを得ないことが心残りでした。

真っ暗闇の回廊をめぐり
極楽の錠前に触れるお戒壇巡り…
きっとこれだけ人が多かったら
周囲の声や気配で真の闇は体感できないでしょう。
またいつかご縁があるはず。

さて、わたしたちは本堂に案内されて
御印文頂戴をいたします。
お正月など限られた時期限定の催しで
善光寺の御本尊・阿弥陀如来の分身とされる
三つの宝印「御印文」を布でくるんだものを
参詣者の頭にぐいっと押し当てて
極楽行きを保証していただけるのです。

御印文はこちらから

もし間違って地獄に落ちちゃっても
「御印文」押されてる人間は
閻魔さまにわかるので
コッチジャナイヨ
極楽にどうぞ~ってなるそうです。
15分ぐらい並んだでしょうか、
御印文を手にした僧侶の前で
静かに手を合わせ、
頭にスタンプしていただきました。
まあまあ重みのある感触。

ここで一度、山門の外に出まして
かの有名な「善光寺」の扁額を見学します。

鳩が5羽隠されている扁額

山門の説明を聞いている間に
準備が整ったようで、ふたたび本堂へ。
最初に申し込んだ祈願や供養の
法要をしていただけます。

読経が始まり、やがて旅行会社様を筆頭に笑
ツアー参加者たちのお名前と祈願内容が
読み上げられていきます。

自分の名前「〇〇〇〇の願いは商売繁盛~~~」
で俗すぎる己の祈願に笑いそうでしたが、
法要の終わりにはわたしたちの正面、
御本尊様が安置されている瑠璃壇のお戸帳が御開帳。
そのお隣にご本尊の身代わりである
前立本尊がいらっしゃり
前立本尊の右手中指に結ばれた金糸が
本堂の外で五色の糸となり、
最初に触れた回向柱へとつながっている
…というこの宇宙を考えたのは誰なのだろう。

ありがたい法要が終わるともう汗びっしょり。
ここからは自由参拝&昼食となります。
わたしが向かうのは大本願

無宗派の善光寺は浄土宗の大本山「大本願」と
天台宗の大本山「大勧進」によって運営されていて
善光寺に39ある宿坊も「坊」とつくのが浄土宗、
「院」とつくのが天台宗となっています。
ますます、何だろうこの宇宙。
案内してくださった宿坊さんは浄土宗でした。

こんなに善光寺で書くことがあって
自分でもびっくりなので一旦この辺で。
後半につづきます。


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