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固定電話

92歳の義父が入居している有料老人ホームのケアマネ-ジャ-さんから電話があった。

「あの、お義父さまからの伝言で、今度来る時にいつものチーズとブルーベリージャムを3つずつ買ってきて欲しいとのことです」

私「あ、お忙しいのにすみません。。わかりました。ご連絡ありがとうございます💦」

義父は携帯電話を持っていないし、操作も出来ないから我々への伝言はケアマネージャーさんに託す。

義父の入居している老人ホームは、食べ物や差し入れは自由だから、義父は自分の部屋の冷蔵庫に食べたいものをいつもストックしている。

もちろん、喉に詰まるようなものは事故につながり危ないから、施設の人は冷蔵庫の中身を把握はしている。

義父が70代の頃から、私は緊急時用にと携帯電話を何度も勧めたが、機械(ケータイは機械か⁉️)に疎い義父はプライドもあり、とうとう携帯電話を持つことはなかった。そのつけが今きている感じである。

古い物が好きな義父は、都内に住んでいながら10年ぐらい前まで、今時珍しいダイヤル式黒電話を使っていたぐらいだ☎︎

マンションの都合で、10年前にプッシュ回線にしなくてはならなくなり、しかたなくレンタルでプッシュフォンの電話機を借りて使うようになった☎️

携帯電話でなくて固定電話が欲しいという義父。

施設の方に聞いたら、部屋に固定電話を設置することは可能だそうだ。今時固定電話か、、
忙しいことを理由にちょっと後回しにしてしまっている。。お義父さん、ごめんなさい🙏


86歳の私の母はというと、一応今までガラケーを使っていた。でもLINEが出来ないので、3年前に一念発起して孫にあたる私の次男がスパルタ教育をし、今ではiPhone📱でメール、LINEはもちろん、YouTubeや Netflixも観て楽しめるまでになった👀✨

孫の力は凄い💪✨

私がいくら言っても、頑なによく分からないからガラケーのままでいいと言っていた母だったが、孫に会いたいと言うこともあり、次男の指導には素直に従った。

次男の厳しい指導に何度も挫折しかけていたが、今ではラインで写真や動画を送ってもらったり、Netflixも自分ひとりで観れるようになったことを、次男にとても感謝してくれている🥹

話は義父の話しに戻る。

義父は、チーズやブルーベリージャムが特別好きな訳ではない。

チーズ🧀は骨粗鬆症予防、ブルーベリージャム🫐は視力低下を防ぐためとい信条があり、頭はしっかりしているからうんちくを語り出すとそれはそれで長い。

人それぞれ信念やこだわりを持って生きることは良いことだと思う。

でも、私はそれだけではなくて、自分は高齢になっても息子たちや若い人の言うことに耳を傾けることの出来る柔らかい頭と心を持ち続けたいなと今は思う。

それには認知症にならないような生活を日々考えて過ごさないとね。

最後まで読んで下さりありがとうございました😊

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