夫のiPhoneデビューを支えたもの

家族の中で、夫だけandroidのスマホを使っていました。

私と息子二人はiPhone。

数年前まで私もandroid(安価なもの)を使っていましたが、将来的に息子と同じiPhoneにしておいた方が、今後新機能が増えた場合にいろいろ教えてもらえるかも…と思い、iPhoneに変えました。

将来はスマホの店舗もなくなり教えてもらえそうもないし。

夫はというと、携帯電話は持ってはいるけれど、ネットにはあまり興味がないらしく、動画をみたり検索することはほとんどなく、電話、メール、ラインの通信手段ぐらいしか使いません。  (もったいない💦)

ですから、夫は一度携帯を買うと5~6年は使います。

最近、充電がいよいよ持たなくなってきたらしく、いらいらしているので、

「買い換えたら?」と私が言っても、

「まだ使えそうだから…。」となかなか腰が重いのです。

新機種にして使い方が変わるのが嫌らしい。。

ちょうどその時期に、都内に住む次男が戻ってきていて、
「お父さんもiPhoneに買い換えたら?買うのめんどくさかったらオレのあげるよ、オレは新しい機種買おうと思ってたから。」

夫「え?」

次男「このiPhoneはまだ一年しか使ってないから、お父さんの使い方ならまだ全然長く使えると思うよ。」と自分のiPhoneを夫に渡す。


夫「う~ん。iPhoneに変えるメリットって何?」
と頭でっかちの夫があわあわしているうちに、次男は自分の欲しいiPhoneをポチっとネットで買ってしまった。

夫はびっくり⁉

どうやら次男は新しいiPhoneを買うことは最初から決めていたらしいのです。

次男「お父さんがこのiPhone使わなくても、もともと下取りして売ろうと思ってたしね」と彼は全く悪ぶれない。

結局、店舗に行ったり、手続きしたりがめんどくさい夫は、次男に下取料を多めに払い、データの移行等も全部してもらいました。

次男にiPhoneの使い方等も丁寧に教えてもらった夫は

「なんかドコモの店員さんみたいだね、アハハ」とまんざらでもない顔して笑っていました。

一通り手続きが済めば、あとは私でも夫に教えられます。やれやれ。

よかった💦何とか次男のおかげで夫のiPhoneデビューが出来ました。



思えば、次男はあまり学校の勉強が得意なタイプではありませんでした。

大学浪人した時も、夫は次男に対して努力が足りないとこぼしていました。

高校のサッカー部でレギュラーを後輩に奪われてしまった時にも、根性が足りないと怒っていました。(本人なりに一生懸命やってたんだけどね。。)

常に次男の行く末を心配していた夫でした。



でもね、たった5,6年で立場は変わりました。

文系男子でテクノロジーに弱い夫は
「PCでわからないところがあるから、今度(次男が)帰ってきたときに教えてもらおうかな。。」

と真顔で言っている夫をみると何だか笑ってしまいます。

「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」ということわざがぴったりだなとひそかに苦笑しました。



【負うた子に教えられて浅瀬を渡る】
熟達した者であっても、時には自分より経験の浅い者や年下の者に、物事を教わることもあるということ。




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