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バイアスと学びのコミュニティ

「小さい子どもさんがいるから配慮がいるよね~」それは、ありがたく恩恵を受けていることもあるんだけど、よくありがちなんだけど、未だに男性が女性に配慮していることが多いのではないかと。男性だってそう見るのが当たり前じゃない?って思うこともある。「男性」は奥様に子どもをほとんどみてもらっているから、そういう思い込みもある。

以前からモヤモヤしているのが、飲み会や土日の仕事の予定をその場で入れる男性、小さな子ども二人いるって言ってなかったっけ?余計なお世話だけど、その奥にある家族の存在を感じて「もやーっ」てなる。これ、いったん奥様に相談とかしなきゃならないんじゃない?とか。うちだったらあり得ない。いったん、〇日いい?とかお互いのカレンダーを確認する。

まあ、そこはバイアスの掛け合い、子どもがいるから夜は頼めない(子どもがいなくても、夜の事情がある人だっているはず、逆に実は大家族で、お世話できる人が他にいるのかも知れないし)人それぞれ、人それぞれ・・・と自分に言い聞かせる。自分もバイアスの塊だなーと反省することもある。

バイアスをはずす学びの場


学校教育より社会人になってからの方が教育格差を感じる。大企業と小さな企業の差、ベンチャー企業と伝統的な大企業の差もここは大きい。大きなグローバル企業だと、当たり前にダイバーシティ研修だとか、アンコンシャスバイアスを外すための研修などをやっている。中小企業だと充実していない場合もある。(こうやって大企業が、中小企業がっていうのもバイアスかもなんだけど)現場で育成するということが大きいので、業務に関わらない研修がないのが現実のところ。一方、世の中的なインパクトは大企業のほうが大きいようにみえるけれど、実際には中小企業や個人で働く人が人数の割合としては多い。バイアスも変わってくるけど意識するかしないか、行動するかしないかで変わってくるはず。

コミュニティを活用する


そんな中でこれからますます大切になるのが、多様な場に首をつっこめる行動力かなと思う。体験しないと学べないこと、実際に話さないと学べないことがたくさん転がっている。コロナのおかげか参加しやすいコミュニティが増えてきた。SNS上でつながれる、そして出会える、発言できる、交流できる、新たな世界を知ることにつながる。でもここにも落とし穴が・・・インターネットに頼っていると「フィルターバブル」という現象が起こってしまうそう。「いいね」してくれる人の情報しか入ってこない、いやなモノを見ない、いつの間にか自分のパソコンから見る世界がパーソナライズされてしまっているとか。自分が使いやすいようにカスタマイズされていくし、その先のインターネットの世界もそうなってしまっている。じゃあどうするか・・・他分野の世界も見てみようと強く意識しないと難しい。

身近にある学びのチャンス


私のような子育て世代にとっては、子どもからの発見も多い。親があまり興味のないところに子どもの興味が広がることもたくさん。親が興味はないのに、不思議と子どもの目を通して新たに知ることも日々たくさんある。(うちの場合は、息子の鉄道好き、親の知らないことをどんどん仕入れているので驚き)せっかくの新たな知見を広げる、感覚を知るチャンスなのに。自分目線で忙しいと見逃してしまい、流してしまう。とっても勿体ない。集中していると、それ以外の立場が見えなく可能性もある。子どもの目線に近づいてみる体験からの視点の広がり、そしてそこから見える世界からの学びのアンテナを持っておきたいと思う。

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私の場合


最後に、私が数年関わっている場をご紹介。多世代や違う業種業態の人たち、これまでと全く違う世界と知り合うことは大切で、バイアスを取り除くことにも役に立つと信じている。自分でツクルよりも巻き込まれたいタイプ。でも、自分と違う世界は、物理的に自分の生活スタイルや環境と合わないことも多く、ある程度共通点のあるところが、安心な場であることも事実。現段階では、私の中では子ども達や家族を大切にしながら自分の世界も広げれること、そして子ども達も巻き込めることが心地いいし、ある程度の共通点がある方はいい。でもまた、ライフステージによって変化することもあるのでそのときはそのときで必要な場に巻き込まれていきたいな。

その①NPO法人寺子屋プロジェクト。
今はサポーター、息子も教室にお世話になっている。子どもと大人が対等な立場で学び合う場、全員が学習者ということに非常に納得感があり。ミーティングや教室にはたまにしか入れていませんが。関わる関わらないかは自分次第、自分で決めることが前提です。

その②子連れMBA
noteを始めるきっかけになったコミュニティ。そして最近のコンセプト、チェンジ・メーカーが素敵で・・・「自分らしく生きる・働くことで変化を生み未来をつくるMakers of Business Art」1人でできないことも、コミュニティに参加すると仲間ができて巻き込んだり巻き込まれたりする機会が増えていきます。

その③イノベーション・キュレーター塾
今年はもう募集終わってしまっているけど、実際に運営に関わっているSILKのイノベーション・キュレーター塾。塾期間中に、未知の知を認識し、自分のストロングルーツを探り、そして今までだったらできていなかった体験にも踏み入れてみる期間だったなーと。1期生として学び、その後ずっと緩くつながり、じんわりと人生にも響いてくる面白い体験ができています。






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