夕日

力抜けた・・・

「嫌いにならないで!」

「見捨てないで!」

すがりつくように、無様に懇願している自分がいる・・・

なんで、そんなことしてるんだろう。

***

自分を嫌いな気持ちがザザーーーーっと出てきた。

人にどう思われるか気にしては、気がおかしくなりそうになること。

人の評価が欲しくてたまらないこと。

それなのに、そんなことには興味がないふりをしていること。

人と比べては、劣等感と優越感の間を翻っている。

恰好悪い自分が嫌いで、吐きそう。

自己嫌悪と罪悪感で、ものすごく嫌な気持ちになった。

「とにかく、自分の全部が嫌だ。本当に嫌で、嫌で、どうしようもない」

体の中がとげとげでいっぱいになった。

泣きながらノートを書いて・・・

こんなに自分のこと嫌っているんだなぁ、と。

「そら、生きづらいわな。」

***

自分を否定する自分を受け止めた。

「なんで生まれてきたの?」

「死ねばいいのに。」

ずっと戦って来た相手を受け止めた。

これは、わたしなんだな・・・。

そのどうしようもない苛立ちと嫌悪感、怒り、、、苦しみ。

自分の手に人をぶん殴った棒が握られていて、自分の頭や体がぼこぼこになっている。

「あ・・・わたしだったんだな。」

「でも」とか「だって」とか、言い訳もなく。

「仕方なかったの!」と正当化することなく。

「○○のせいなんだ」と人のせいにすることなく。

「わたしがやったんだなぁ・・・」

まぎれもない事実を知ったみたいな感じ。

体の力が抜けて、ヘナヘナ~となった。

そして、ようなくここに来れたなあと思った。

***

結局、行きたいところまで行かないと、納得できない。

気が済まない。

「え・・・まじでそれやんの?」

思考が入るけれど・・・

理屈じゃないんだ。

頭おかしいと自分でも思うけど、わたしはずっと絶望したかった。

今日、ようやくその入り口に立てたような気がする。

来ましたよ。来ました、来ました。

またここからはじまりです。

絶望しては、自分を自由にしていく道のりです。

力が抜けて、ひとり微笑んでいます。


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