【一度は行きたい沖縄のお店】カープファンの聖地?~居酒屋げん太~
沖縄のお店紹介第3弾は、松山にある「居酒屋げん太」です。
松山とは、那覇市の国際通りの北側に広がる歓楽街です。
モノレール「美栄橋駅」の西側のエリアになります。
このお店、前回紹介した「コトノハmog -mog 食堂」のマスターに教えてもらった、カープファンが集う店です。
それはカープファンとしては行かない選択肢はないと思い、沖縄最終日の夜、松山まで繰り出し、来店したのでした。
お店はカープ一色ですが、普通に料理もドリンクも安くて美味しいので、カープファンじゃなくても居酒屋として楽しめると思います。
居酒屋げん太へのアクセス
居酒屋げん太は、美栄橋駅から徒歩8分ほどです。
美栄橋駅を背にしたら、川に沿って北上します。
前島の交差点を渡り(交差点の角にファミリーマートがあります)、二つ目の角を左折して100mほどです。
松山は夜の街でごちゃごちゃしていて、初めて来る旅行者には分かりにくいかと思います。
周りには夜の店が集まっていて、時々客引きの姿も見られるので、このエリアを歩くときはご注意ください。
お店はカープ・ワンダーランド?
お店の暖簾をくぐると、店内は真っ赤(笑)
カープグッズで埋め尽くされています。
カープファンには垂涎もののグッズが満載です。
私はカウンター席に通されましたが、並んで座っていたおじさんが、キャンプを見に行って栗林投手にサインをもらったと話してくれました。
キャンプの球場で待っていたところ、ちょうど栗林投手がやってきて、サインをお願いしたんだとか。
私も何度もキャンプを見に行っているけど、サインをもらったことはないのでうらやましい。
しかもそのおじさん、その他の選手にも自分の私物にそれぞれサインを書いてもらったようです。
彼の持つポーチ?には、私の押しの中村奨成選手のサインがありました。
手頃で豊富なメニュー
この店のメニューの特徴は、選択肢の多さです。
カテゴリーはざっと、サラダ、漬物、揚げ物、炒め物、ごはん物など。
各カテゴリーごとに数種類の料理名が並んでいます。
例を挙げると、サラダはパリパリサラダ、大根サラダ、豆腐トマトサラダ……
揚げ物はちくわ天ぷら、フライドポテト、鶏の唐揚げ、まぐろフライ、一口トンカツ……
炒め物は豆腐ニンニク炒め、豚もやしポン酢炒め、キャベツ塩炒め、ほうれん草バター炒め……といった具合。
しかも一皿300~500円台という手頃さ。
ドリンクも、ビール、酎ハイは299円からです。
どれも手頃で、お酒によく合う料理。
鶏ササミの梅焼きは、淡白なササミに酸っぱい梅ソースの合う、さっぱりした料理でした。
頼んだドリンクに合わせてどの料理を選ぶか、選択肢が豊富なのはうれしい。
カープを抜きにしても、充分酒・食事処として選ぶ価値がある店です。
辛口オーナーのカープ評
このお店のオーナーは、ご自身も社会人野球の出身である50代男性です。
オーナーは厨房で作業していることも多いですが、時々客席にやってきて、カウンターに並んでお客さんと野球談議に花を咲かせています。
私も店に入ってきたとき、真っ赤なTシャツを着ていたので、「いかにもカープを見に行ったとこですね」と声をかけられました(笑)
私はカウンターでグラスを傾けながら、オープン戦を観に行ったら、試合はサヨナラ負けしたが、押しの中村奨成がタイムリーを打ったと話しました。
すると、
「中村奨成はダメだね」
とバッサリ。
中村奨成は野球経験者目線で見ると、打撃フォームがいつもバラバラだというのです。
でも奨成は、ボール球振らないじゃん……
さらには、
「小園もダメ」
小園は既にカープの中心選手の一人のはずですが、オーナーに言わせるとまだまだということでしょうか。
確かに、攻守ともに若干フライング気味なところはある気がする……
JUNJUN「ただ、今回私の一押しの投手が沖縄帯同してなかったので、それが寂しかったんです」
オーナー「ふーん、(押しの投手は)誰?」
JUNJUN「遠藤淳志です」
オーナー「やっぱりねえ。女性は遠藤好きな人多いねえ」
JUNJUN「うん、かわいい!」
が、遠藤投手もオーナーに言わせるとまだまだ。
オーナー「あんなのまだまだ。何年か続けて二桁勝ってからじゃなきゃ」
JUNJUN「そんなこと言ったら、今のローテ投手はほとんどまだまだじゃないですか。九里だって最多勝の年(2021年)しか二桁勝ってないし」
オーナー「あれは(タフで)投げ続けられるから価値があるんだ」
JUNJUN「まあ、イニング喰ってくれますからね」
オーナー「そうそう」
……こんな感じで、カウンター席の隣りにいた男性客も交えて、オーナーとは遅くまでカープ談議が続きました。
が、選手評に関してはほとんどがダメ出しでした(笑)
ちなみに、カープレジェンドである前田智徳氏についても辛口評でした。
カープが弱くなったのは、前田の2000本安打にこだわったからというのです。
私が、
「だったら(現在2000本安打目指している)秋山翔吾も足枷になりますよ」
と言ったら、「そうそう」と激しく同意していました。
今後の外野手起用と併せて気になる問題です。
このように無闇に批判するのではなく、野球経験者としての自身の目線で、根拠を持って評価しているんだということはよくわかりました。
私は野球の話をするにあたっては、素人同士で「きゃー、カッコいい~」と盛り上がるより、辛口でも玄人の話を聞けるほうが面白いのです。
自身が野球経験者で、選手をよく見ている人ならうってつけです。
よってこの夜は、押しの選手をダメ出しされたことは悲しかったものの、いい経験ができました。
このように、カープファンにとっては、「居酒屋げん太」はいい刺激になること間違いありません(笑)
カープファン以外も、野球に興味がない人でも、普通にメニュー豊富な料理やお酒を楽しむことができるでしょう。
(オーナーは、興味のない人に無理やりカープの話題を振ったりはしないのでご安心ください)
店の営業時間は18:00~2:00までと、遅くまで開いています。
沖縄の夜を満喫するのにいかがでしょうか。
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