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24歳、鬱病になる。ー〔170〕文學界

私24歳にして、今年2023年の1月に鬱病と診断を受けました。

鬱病になった私に起きたことや、そこから立ち直れるにようになるまでの姿を、自分なりに整理して、書き起こしてみたいと思います。

自分のために、そして同じような境遇の人の何かの一助になればよいなと思っております。


前回の記事では、アカデミー賞の生中継に興奮したことを書きました。今回は、ある結果ついて書き記していこうと思います。

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アカデミー賞の授賞式が終わってからは、目標を失ってしまったような感覚がしました。授賞式までは、活発に映画を観に行ったり、noteを更新したりしていましたが、その時間が丸々空いてしまいました。

例の如くゲームをして時間を潰していましたが、プレイ中に不安な気持ちが高まってしまう時があります。「このまま一生ゲームをして暮らす訳にはいかない」と、将来への不安が膨らんでくるのです。一方で、再就職活動への腰はまだまだ重かったです。

そんな私には、再就職を避けられる可能性がありました。文学賞の結果です。自分でもすっかり忘れていましたが、退職してから8月末まで小説の執筆に勤しんでいました。そして完成した原稿を、文學界新人賞へ投稿したのでした。

その最終候補の発表が、3月に文學界の誌面で発表されていました。そのことに気づいた私は、地元の紀伊国屋書店へ向けて自転車を走らせていました。

投稿した小説に自信はありませんでした。しかし自転車で走りながら、「もし、最終候補に残ったら…」なんてことを考えてしまいました。

そうこう考えていたら、紀伊国屋に着きました。文藝界を手に取り、開く前に深呼吸…。そして、新人賞の結果が載っているページを開き、目を走らせました。

結果は…落選。最終候補どころか、1次審査さえも通過していませんでした。

当然と言えば当然でしたが、私は落ち込みました。行きの陽気な楽観性が嘘みたいに、帰りはがっくり・・・・と肩を落としていました。


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