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白い服を着た髪の長い女性である確率

動画やブログのコメントに関するやりとりについてうだうだ書いていたのですが、うまくまとまらないので気晴らしに全く関係ないことを書きます。

幽霊に興味があり、幼少期からしょっちゅう肝試しをしています。
しかし残念ながら、僕には霊感というものがないらしく、そのものズバリを見たことがありません。

せめて、見た事がある人の感想を知りたい、と思い、ネットなどで怖い話を探すと霊体験を綴った投稿サイトにたどり着きます。でも、そういう投稿は、変にドラマチックだったり、脚色しまくっていたりで、リアリティがなく、大抵のお話は僕の背すじを冷やすには至りません。

中には、途中まで「これは」と思うお話もあるのですが、だいたいいつも同じところでがっかりしてしまうのです。それは

白い服を着た髪の長い女性
が出てくるシーン。

これはお話が創作である可能性をぐっと高めてしまう重大な問題です。

皆さんは考えたことがるでしょうか。なぜ、この手の話に出てくる幽霊は白い服を着た髪の長い女性なのかを。

成仏できずに亡くなる人の中には、きっと色んな人がいるはずです。
性別・年齢だって男性、女性、子ども、大人、老人色々いて、若い女性ばかりじゃないでしょうに。この世に未練がある人の中には戦国武将とかもいるでしょうに。
時代だって戦時中だったり、70年代だったり、2000年以降だったり色々あるでしょうに。
髪型だって長いのも短いのも、薄らハゲも円形脱毛症もいるでしょうに。
服装だって、白い服を着て亡くなる人もいるかもしれないけど、トレーナーだったり、変な柄のTシャツの人だっているでしょうに。

人前に出られるのは、しっかりと髪を伸ばした女性の幽霊だけで、しかも人前にでるときには白い服に着替えてから出動しなければいけないルールでもあるのでしょうか。

僕だったら家のドアを開けた先に、聖子ちゃんカットで80年代ぽいキャラもののトレーナーを着た女の人とか、定年までバスの運転士やってましたみたいなおっさんがいた方がよっぽど怖い。

あと、心霊写真やほん怖系の映像もはあまり怖くないし、訝しんでみてしまいます。

そういうものに出てくる幽霊はなぜ見えるか見えないかのギリギリのラインを攻めるのでしょうか。
ど真ん中ではっきりくっきり写っている心霊写真を僕はみたことがない。
ビデオカメラのレンズを不思議そうに覗き込む幽霊を僕はみたことがない。必ずと言っていいほど、影がヒュッと動いたり、カメラが動いた時にチラリと映る程度。

フィクションであろうと、怖い話も時代に合わせて進化しなくてはいけません。霊和時代の怖い話には、白い服を着た髪の長い女性は出入り禁止とします。

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