見出し画像

怪談に必須なリアリティと時代感

ちょうど1年前の今日、僕は「白い服を着た髪の長い女性である確率」という記事を投稿しました。

記事の内容は結構シンプルでして

・僕は霊的なものに興味はあるけど心霊動画や写真は信じられない
・霊的なものはだいたい、白い服を着た髪の長い女性だからおかしい
・性別も服装も時代感ももっとバリエーションがなければおかしい
・ギリギリ見えるか見えないかのところで写っているのもおかしい

というようなことをタラタラと綴っているだけの記事です。そんな記事もたまにはいいかと思ったので、今日は1年ぶりに怖い話系の記事を投稿しようと思います。

前の記事にも書きましたが、僕は文句を言いながらもこの手の記事は好きなので、たまに読んだりしています。一つのエンターテインメントとして。しかし、エンタメと割り切っているからこそ、つくり手の方々にはリアリティと時代感に配慮していただきたいわけです。

先日、テレビで心霊ビジネス特集をやっていたのを見たのですが、「それ、言っちゃうんだ」みたいなことが次々と飛び出していました。もうメディアも半分認めてしまって、パチンコの三店方式なみに暗黙のルール化しているのだと思ったものです。

繰り返しになりますが、だからこそ、つくり手には頑張ってもらわねばならないのです。見る側のリテラシーが高まり、アイデアも出尽くし、誰もが手軽に動画や写真をつくれてしまう時代。ぶっちゃけ、テレビというある程度安全性が担保された媒体を通じてみる動画と、色んな意味で何も保証されていないその辺の心霊ハンターがガチで廃墟を探索している動画であれば、見る側としては後者の方が「何かおこるかも」と期待してしまう部分があると思います。その意味で、

往年の心霊職人たちは今、きっとこれまでとは違う意味で背筋を凍らせているのではないでしょうか。

ステレオタイプの心霊話はもうおしまいです。怖い感じのザラついた映像に、怖い感じのBGMをうっすら流しながら、怖い感じのナレーションで、「おわかりだろうか……」みたいなものを、世にも奇妙なっぽい怖い感じのテロップで見せていては今後は通用しませんよ。きっと。

まだ誰も見つけていない切り口を探しましょう。というか、僕もみたいです。僕はあんまりコメントを求めたりしないのですが、もしこの記事を読んだ人で、フレッシュさを感じた怖い話や動画を知っている人は、教えてほしいです。

都市伝説とか、意味がわかると怖い話とか、本当に怖いのは人間だシリーズは今回は省きます。あくまで、霊に絞って考えたいです。「こんな話考えてみたんだけど、どう?」的な創作話でもOKです。あ、でもそういう創作のお話はせっかくなので僕が開設したサークルで……と、今回も流れるようにサークル勧誘に結びつけてみました。あえてリンクは張りませんが。

というか、さっき探してみたのですが、怪談を語ろうみたいなサークルってまだないんですね。もったいない。心霊研究家の方もnoteやればいいのに。

新時代の怖い話サークル、誰かつくってください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?