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【差別】僕たちは加害者でいることを知る

こんにちは。
じゅんじです。

僕が社会問題に触れ始めたのは、大学在学中の頃でした。

そして本格的に社会問題に対して
自分の体を動かそうと決意したときは
大学を卒業した頃。

僕が大学を卒業した時期は
パンデミックと同時期。

卒業と同時に町中が一変しました。

当時の某ウイルスの蔓延と一緒に
暮らしの中に沈んでいた様々な社会問題が浮いて出てきて
僕の目にも見えるようになりました。

浮いてできた社会問題の中で
僕は特に人権問題と気候危機について
不安を感じていたんです。

これからもこれらの問題に対して
アプローチを続けていきます。

今回の記事は「Think Social」のマガジンからの記事を取り上げます。

差別を自覚する

ほんの少し前まで
僕が見ていた社会問題は
グローバルな方にフォーカスをしていて、
今住んでいる日本についてはあまり目を向けてこなかった。

貧困、環境破壊、差別…などは
グローバルな問題であって、
日本ではそんなことはない…とまでは言わないが
あまりひどくは無いものだと
思っていたんですよね。

しかし、決してそんなことは無くて。

貧困、環境破壊、差別などは
平気で僕たちの身近で起こっているもの。

それが僕たちの周りで語られないことが
とても危ないことだと感じています。

先ほど「日本の加害の歴史」についての
学習会をオンラインで開催しました。

その際に教えていただいたもの中で
「差別」についてこのように語られたものがあります。

一部引用します。

子どもをレイシスト(人種差別主義者)に育てるにはどうすればいいのか。その答えは、1.差別について語らないことです。2.実は2番目はありません。」この言葉は私にとって、目から鱗でした。「差別について語らないことが、子どもをレイシストに育てる」とは、「差別について語らない社会というのは、差別がないことになっている社会なのだ」ということです。

「マジョリティ側の『特権』を可視化し、教育現場で生かすには」(講演記録)

僕たちは暮らしの中で差別について語らないし、
差別について語る時は「被害側」になって
話してしまいます。

しかし僕たちは差別の加害側に立っているときがあります。

海外からの観光客が多くなったとき、
「〇〇国籍の観光客が多くて困ってる」
と主語を大きくして
偏ったレンズからの視界でしか持っていませんか?

親日かそうでないかで評価をしてませんか?

雇用形態によって人を評価していませんか?

「ジェンダー」というたったそれだけの特性で
人の評価をしていませんか?

「差別をしていない」と言い切れることに
自分の危険性を感じてほしい、と
ここで投げさせてください。

ハラスメントも同じように
ハラスメント対策で大切なことは
教育や組織内での仕組みを考えることも大切ですが
「ハラスメントの加害側に立っていないか」を
自分に問うことが大切なことだと感じています。

「沖縄の言葉」と「加害」

ひとつ、僕たちの加害について
ここで共有します。

僕たちは沖縄で使われる言葉について
「沖縄の方言」と言っていませんか?

沖縄の"方言"という言葉こそが
僕たちの加害になります。

沖縄の言葉は「琉球諸語」と言って
ユネスコで認められている正式な言語です。

しかし、かつて薩摩藩から琉球への侵略によって
琉球諸語は禁止されて
日本語を強制的に話すように命じられた歴史があります。

また、琉球諸語を話すと罰として
「方言札」というものを首から下げられる罰を
沖縄の学校で取り入れられた歴史もあります。
(参考ページ)

独自で持っていた言語を日本語に強制し、
僕たちは知らずに「沖縄の方言」という言葉を使い
加害側にたっています。

「それは差別ではない」という指摘もあるでしょう…

しかし差別ではないと
僕たち側(マジョリティ側)から言えることなのでしょうか。

「差別では無い」と自分の正しさを主張して
正しさの競争をさせるのではなくて
「差別があるかどうか」をまずは考える必要があると
僕は思っています。

僕の苦手な言葉は「正しさ」。

「正しさ」の言葉には排除されたものがあります。

「差別」と「正しさ」は
重なっていることがあることに
注意をしていきたいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

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