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小説「素スナイパー」

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暗殺一家の沖田家に生まれた直哉は殺しを生業にしている。26歳彼女なし。趣味もなし。毎週末友人とZOOM合コンをしているが高校時代の初恋の相手が忘れられなくて進展はない。  どうに…
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#おじさん

マスク

 ふと、これからマスクってどうなるんだろうと。ワクチンみんなが打ってもしばらく残るのかな…

SONE
3年前
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小説「素ナイパー」第28話

 その時、直哉を襲ったのは喜びよりも恐怖だった。父親がいると言う事は家族の滅亡を意味して…

SONE
3年前
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小説「素ナイパー」第27話

 「直哉君。私だって嫌だったわ。でも大丈夫。自白剤であなたの殺しの証言を録音する時以外は…

SONE
3年前
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小説「素ナイパー」第24話

 海の中で足と手に恐る恐る神経を送り支障なく動く事が分かると自分がまだ死んでいないことに…

SONE
3年前
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小説「素ナイパー」第20話

 景色の違いに気付いたジェフはミラー越しに直哉と目を合わせた。しかし次の瞬間、後部座席の…

SONE
3年前
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小説「素ナイパー」第13話

 高校二年生の春に佐藤知子と出会った。クラス替えで初めて同じクラスになった時、外部試験で…

SONE
3年前
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小説「素ナイパー」第12話

 待ち望んだチャンスや出会いは、いつも忘れた頃にやってくる。しかし後で考えてみるとその前にしていた行動や思考がまるでパズルの最後のピースのように、機会やチャンスを繋げる要因になっている時がある。  直哉は待ち焦がれていた再会が訪れてから数日経った今、あのマーカスの瞼を見て幼少の頃の記憶を蘇らせた事がその最後のピースだったのだろうと考えていた。自分を過去へと繋いでくれた最後のピース。  ニューヨークのバッテリーパークに忽然と姿を現した知子は直哉の記憶にあった知子とは少し違って

小説「素ナイパー」第11話

 リンカーンの室内ライトで気絶しているマーカスの顔を見た時、直哉は他の標的にはない親近感…

SONE
3年前
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小説「素ナイパー」第2話

 沖田直哉は殺しを生業にしている。そして沖田家は代々続く由緒ある殺し屋の家系で祖父も父も…

SONE
3年前
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小説「素ナイパー」第1話

 豪奢なシャンデリア。ベロア素材のワインレッドの絨毯。天蓋のついたキングサイズのベッド。…

SONE
3年前
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