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UX関連記事 (2022/9/12)

週末にメダルゲームでかなり時間を使ってしまいました。日本にカジノがオープンしたら大変なことになりそうです。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

「使いやすい」を作るための4つのアプローチ (Goodpatch Blog)

使いやすさを深掘りした記事です。
一言に使いやすいと言っても、具体的にどういうものが使いやすいと言えるのか、という観点で詳しく書かれています。
個人的にもここで書かれている「習熟度に応じた手当て」というのは大事だと思っていたので共感できる内容でした。
ヤコブニールセン提唱のユーザビリティの5原則にも似た項目になっており、最終的にはそのあたりに繋がっていくのこもしれませんが、改めてそれらを見直す良い機会になりました。

物理的なUXデザイン~望ましい行動に人を自然に導くカタチ (Trinity)

物理的にきっかけを与えて行動を変容させるデザインについての記事です。
ナッジ理論の話も出てきて、事例がたくさん紹介されていて参考になります。
最初のほうに出てきている事例は、どちらかというと「意味のイノベーション」として説明するとわかりやすい項目が多いように思います。
ガムテープの事例は、私も登山をするときにガムテープをストックに巻いていたことがあったので、なるほどと思いました。
トイレの蠅の絵もそうですが、人々の行動が嫌々ではなく、なんとなく変わる、それにより全体的に望ましい社会になっていく、というのが UXデザインとしても目指すべき方向性のように思います。

ユーザビリティテストを進行する際のチェックリスト (U-Site)

ユーザビリティテストのモデレーター向けのチェックリストです。
テスト開始から終了まで、どのように場を進めていけばよいか、10項目に分けて入門的な内容がまとめられています。
テストを始める前の項目が詳しく書かれており、これを台本に落とし込めばほぼ問題なくスタートできると思われます。
一方で、テスト中の進め方についてはあまり書かれていないので、他の書籍など当たるといいのかなと思います。
最後 10番目のセッション終了については、終わった後の被験者との雑談が個人的にはかなり有益だと思うので、それも 1項目追加したいなと思います。

グイっと!プロダクトの仮説の解像度を上げる「仮説のミルフィーユ」とは? (エンジニアtype)

良いプロダクト開発を行うための考え方についての記事です。
「ミルフィーユ」という美味しそうな名前になっていますが、プロダクトの価値を階層化して捉える、といった点について、わかりやすく書かれています。
主にエンジニアに向けた内容になっていますが、ユーザーの声をそのまま対応しない、とか、Why を考えつつ開発を進める、などの点は、UXデザインの流れと非常に良く似ているなと思いました。
中でも全体を俯瞰して理解するというのは大事な点で、個々人が意識しているだけだと工数とか制約の観点でどうしてもずれてきてしまうので、ちゃんとそうした役割の人がチェックしていけると良さそうです。

Are You Making These UX Design Mistakes? (Bootcamp)

「UXデザインの誤り」ということで、いくつかの項目が紹介されています。
ユーザビリティの原則を忘れる、などという誤りは論外だとしても、チームとしてのコラボレーションを十分に活用しない、と言った点は、いつの間にかそうなっていることもあるので注意したいところです。
あと、最後のフィードバックが早すぎる、というのも、テスト結果を元に短絡的に結論を出すのではなく、少し利用期間を設けてユーザーの変化も含めて調査することができるとよいのかなと思います。

Sharpen Your Skills With Fun Online Games for Designers (Toptal)

デザインに関するゲームについての記事です。
ビジュアルデザインやタイポグラフィなど、さまざまなデザイン関連のスキルを高めるオンラインゲームが紹介されています。
UI/UX のところで出てくるサイトは以前にも紹介したことがあるように思いますが、今回また挑戦して大いに悩みました。
記事の最初の方に「ゲームはリフレッシュできる」ということが書かれていますが、まさにそのような効果があるというのを大義名分に、ついゲームに多くの時間を割いてしまう気がします。。


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