見出し画像

UX関連記事 (2023/7/24)

先週の記事が #デザイン 記事まとめ に載ったみたいです。内容はいつもと変わらず普通ですみません。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

カームテクノロジーとは? 意味や起源、特徴などを簡単に解説 (THE OWNER)

カームテクノロジーについての記事です。
カームテクノロジーとは、なにかとユーザーの注意を引くようなものではなく、さりげなく必要なことを伝えるような技術のことで、そうしたテクノロジーのポイントや、活用した場合の利点が紹介されています。
Webサイトのポップアップがこれに当たるとされていますが、これは周辺領域じゃないのでちょっと違うように思われます。
カームテクノロジーをもっと詳しく知りたい場合は、記事でも紹介されている書籍を読むのが良さそうです。

最強のUIは自然言語、「ヤクルトレディ」との会話で感じた生成AIの潜在力 (日経クロステック)

チャット型 UI の優れている点について書かれた記事です。
ヤクルトレディという単語に目を奪われますが、そこまでは関係ないようでした。
チャット型の UI の敷居が低いのは確かにそのとおりで、なぜもっと一般的にならないのかは不思議です。
(むしろスマートスピーカーという分野は息切れ感がありますね。)
ただ、記事で書かれている通り、生成 AI との融合で、一気に普及するかもしれないと思いました。

ソフトウェアエンジニアと UI デザイナーが Apple の Human Interface Guidelines を一緒に読んだら (ANDPAD Tech Blog)

Human Interface Guidelines を読む会を実施したという記事です。
SE とデザイナーということで、異なる職種の人たちで集まって読み合わせを行う中で、お互いの立場からの知見共有や、コミュニケーションが促進されたということで、確かに有意義な場になっていると思いました。
私も以前マテリアルデザインの読み合わせは行ったことがあり、これも有益でした。
予習なしというのがポイントのようですが、確かにいかに敷居を下げて参加してもらうかが、こうした場を継続していくのに大事な点だなと思いました。

トイレのUIで考えるインクルーシブデザイン。~視覚障害者が困るトイレの「流す」ボタン~ (CULUMU / インクルーシブデザインスタジオ)

トイレの流すボタンの位置についての記事です。
ちゃんと規格に則っているものは良いが、そうでないものが大変だという点について説明されています。
流すボタンがよくわからないという場面は健常者でもときどきありますが、目の不自由な方にとってはなおさらで、ちゃんとここで紹介されているような規格に沿ったものにしていく必要性を感じました。
多言語のタブレットの話は、多言語対応してインクルーシブかと思いきや、そうではないという良い例なのかもしれません。

Common UX dark patterns to avoid (LogRocket Blog)

ダークパターンについての記事です。
いくつかのパターンが紹介されていますが、どれも実際に見たことのあるようなパターンばかりです。
特に最初のダウンロードボタンの偽装は良く引っかかります。
Amazon Prime もダークパターンにより提訴されたりと、世の中の見る目は厳しくなっているので、なるべくここにあるパターンを避けていく必要があると思います。
最後のほうに、CEO からダークパターンを強要された場合の対処が書かれていて面白いです。
ところで最初にあるグラフはかなり使えると思うのですが、出典は信頼があるものなのでしょうか。

What is the Bento UI Trend, and How Can You Get Started? (Web Designer Depot)

Bento UI についての記事です。
弁当箱のような UIパターンということで、トレンドになっているということです。
こうしたパターンはどちらかというとグリットUI だったり、カードUI という名前のほうが知られているように思いますが、コンテンツを種類ごとにまとめる観点では、弁当箱という表現が的確なようにも思えてきました。
記事でも触れられていますが、ダッシュボードの UI のように、様々な情報を一覧性高く見せる必要がある場合に向いていると思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?