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UX関連記事 (2022/7/4)

暑くて自分でも驚くほど水を飲んでいます。緑茶も麦茶もジャスミン茶もがぶ飲みしていると同じ味に思えてくるから不思議。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

プロトタイピングとは? 価値検証の効果的手法を解説 (Goodpatch Blog)

https://goodpatch.com/blog/what-is-technical-prototype]

プロトタイピングについての記事です。
プロトタイピングの目的や手法などについてわかりやすくまとめられています。
プロトタイプの種類の中で、特にテクニカルプロトタイプの説明が多くなっていますが、ここで説明されている通り、実際の環境で一定期間使用してみてわかることも多いと思います。
ただ、実装が伴うと準備に時間がかかるので、そこまでの間に当たりをつけるためにペーパープロトタイプやプロトタイピングツールなどを使って確認する、というのもいいのかなと思いました。

決して“スマート”ではないスマートホームという現実と、標準規格という「希望の光」 (WIRED.jp)

スマートホームについての記事です。
設定に時間がかかったり、うまく動かなかったときの対応がわからなかったり、アプリが多すぎたり、といった問題について説明されています。
個人的には Google Home を使っているものの、デバイスと接続していなので、スマートホームとは程遠い状態です。
日本だとそういう家庭は多いのかもしれませんが、そこから一歩踏み出すために、「家をスマートにする」のではなく、「生活をスマートにする」という考え方をしてみるのも良いのかなと思います。

プロダクトデザインから考えるプラスチック問題 (オルタナ)

プラスチックのリサイクル問題とデザインについての記事です。
いくつかのプロダクトが紹介されていて、プラスチックの削減にどう取り組んでいるかが説明されています。
最近はストローがプラスチック製から紙に代わってきていますが、こうした例は探せばまだまだありそうです。
プラスチックのリデュースは今後さらに受け入れられていくと思われますが、マイクロプラスチックなど、すでに世の中にゴミとして流れているものは、消費者への訴求が難しいだけに、当面残りそうな問題だと思います。

FAQを分析したらUIの課題が色々見つかった話 (IDCF テックブログ)

Webサイト上の FAQ のアクセス解析から UI を改善するという記事です。
アクセス数の多い FAQ ページで説明されている UI を確認して課題を見つけ、その改善を行うという内容が説明されています。
確かになかなかユーザーへの直接のヒアリングが難しい環境でも有効な効果を得ることができそうです。
アクセス数だけだと明確な理由までわからず、推測が入ってしまったり、根本解決にならなかったりする恐れもありますが、FAQ 上でのユーザーの行動を追うことで、ある程度課題を明確化できそうに思いました。

Best Video Storytelling Examples in 2022 (Muzli)

ビデオストーリーテリングということで、動画で製品やブランドのストーリーを伝える事例について紹介されています。
5つの事例が紹介されていますが、どれも今時のスタイルとも言えるイラストのアニメーションになっています。
これらは何か明確なストーリーを伝えるというよりは、記事にある通りブランドとの結びつきを強める意味合いが大きいように思います。
ただ、こうしたアニメーションをランディングページに配置すれば、全体でストーリーを伝えるのに効果はありそうだと思いました。

“You are not the user!!!”- Really? (UX Magazine)

「あなたはユーザーではない」というのは本当か?という記事です。
「偽の合意効果」というのは、自分の意見は多数派だと信じてしまうバイアスのことですが、あなたはユーザーではない、と言うとき、その効果にとらわれていないか、疑問定義されています。
確かに自分が「ユーザーにとって価値になると信じているものは本当に正しいのかを顧みるタイミングが取れると良いと思います。
あと、これを読んで思ったのが、この言葉は相手の意見を封殺してしまう恐れがあるということです。
「あなたはユーザーではない」、だからといってあなたの発言に価値がないということにならないわけで、意見の裏側にある背景も含めて、しっかり話を聞くことは大切だなと思いました。

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