ウェルフェアから、ウェルビーイングへの転換
ウェルビーイングと福祉について違いを調べていたところ、聖徳大学のサイトにたどり着き、しっくりきました。
ウェルフェア(Welfare)とウェルビーイング(Well-being)
ウェルフェアとウェルビーイングは、個人と社会全体の幸福と健全性を向上させるために重要な概念です。これらの用語はしばしば混同されることがありますが、微妙な違いがあります。
ウェルフェアは、社会的な公正と平等に焦点を当てる傾向があります。これは、貧困層や弱者への支援やリソースの再分配、社会的な機会均等を強調します。ウェルフェア政策は、社会保障、医療、教育など、基本的なサービスへのアクセスを改善することを目指します。
一方、ウェルビーイングは、個人の生活の質と幸福に焦点を当てます。これは、物理的な健康、心の健康、満足度、自己実現など、個人の幸福感に影響を与える要素を包括的に考えます。ウェルビーイングの向上は、教育、文化、余暇活動、精神的なサポートなど、多岐にわたります。
ウェルフェアとウェルビーイングは密接に関連しており、互いに影響を与えます。ウェルフェア政策が十分でない場合、個人のウェルビーイングが損なわれる可能性が高まります。逆に、個人のウェルビーイングが高い場合、社会全体のウェルフェアも向上する可能性があります。
したがって、社会はウェルフェア政策を通じて経済的な公正を追求し、同時に個人のウェルビーイングをサポートする必要があります。ウェルフェアとウェルビーイングのバランスを取りながら、より幸福で健全な社会を築くための取り組みが求められています。
従来、福祉と言えばウェルフェアに重視をしており、行政も民間(地域活動)もそちらに焦点が当てられていたと思います。
行政の活動はそれでよいと思いますが、この人口減少などを言われている中では、大多数の問題を抱えていない人が、変わらず生活を持続できるウェルビーイングを維持・向上する活動を作っていきたいと考えています。
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