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サッカー少年を支える大人として

サッカー少年を日々支える保護者の方々。
私も1人のサッカー少年を育てている保護者です。子を想う気持ち・上達や成功の喜び・ミスや低調なパフォーマンスへのモヤモヤ。気持ちは同じです。

日々の送迎、所属チーム運営への疑問。
指導者やチーム、現環境への不満等、色々な境遇の色々な選手と保護者、それぞれの環境は違えど抱える悩みは同じようなケースが多いと思います。

指導者でもあり父親でもある私の立ち位置から見えてくる双方の感覚から何か解決できる事があればと思い、今回は保護者の方々へ。

悩みを上達に結び付ける変換術をお届けします😊


なんのためのサッカーか

よく様々な試合、大会を観戦すると、子供達の目が死んでいるサッカーを見る機会があります😢
指導者は怒号や子供達のプレーに対して非難の声を繰り返し、保護者はナイフの様な視線で子供のプレーを観戦し、一つ一つのプレーに叫び声。。
選手ではなく周りが熱くなり、目の前の子供達がパニックに、またはナーバスになりながら戦っている姿を目にします。
※導くように上手にコーチングしている指導者・温かく紳士的に観戦している保護者も沢山います

主役は誰か、サッカーというスポーツから子供達に受け取って欲しい要素は何なのか。
楽しさ・情熱・競争、勝敗から起こる感情・友情・リスペクト・何よりもゴールした瞬間の喜び。
サッカーを通して自立した逞しい人間を育むために。目の前の感情よりも、子供達の将来を優先したコーチング・観戦マナーが必要不可欠です。

その日の結果より、明日のプレーが更に良くなるために子供達自身がプレーと向き合う事が何より大切です🙆‍♂️

よく、自主トレを促す保護者の方も多く目にします。子供はそれに従い何となくボールを蹴り練習する。これも本当に上手い子には無いパターンです。誰もがやりたくないタイミングでやりたくない事を人にやらされる。凄く嫌ですね😥
子供自身がやりたい、ライバルより上手くなりたい、プロになりたい。と思考が変われば今何をすべきか自分で考え、勝手に練習するようになります。

大切なのは動機付け、保護者の方は褒めてあげる・聞いてあげる・考えさせる。子供達の心に火を灯してあげる事が重要だと、私は思います🙂
サッカーがやりたくてやりたくて仕方がないという子が1人でも増えると良いですが😌

サッカーだけにとにかく集中させるケースもよく目にします。朝から晩までサッカー漬けで、1日に2つも3つもサッカーのスクールやプレー環境をスケジューリングする。これもあまりオススメできません。
仕事をして、パソコンに向かっている時間を想像してみてください。続け様に5時間、6時間も事務作業をしていたら疲れが溜まり、次の日のパフォーマンスも必然落ちると思います。
子供達のサッカーもそうです。取組み時間が長過ぎると集中できる時間を越えてしまう為、質が落ちプレーを身につけるトレーニングにはなりません。
また、サッカー以外の私生活面で綻びが出たり、発育発達に影響が出たり、オーバーワークによるスポーツ障害を発症したり。適切な量と質を考慮して、サッカーをプレーしましょう。
様々なリフレッシュや他のスポーツがサッカーのプレーに結び付いてきます。サッカーだけではなく、特にキッズ、U10くらいまでは色々な経験を積ませてあげる事が重要です。

健全な生活の中にサッカーがある事が、子供達を健やかに育成していく上で最前提です😊


保護者の在り方

モンスターペアレントなんて言葉が生まれたのは何年前でしたか。親世代が入れ替わり、過保護なケースがここ10年で圧倒的に増えてきたと思います。

昔からそこは変わらないと思いますが、やはり自身の子だけを見て親目線でプレーを評価してしまう方々が多く居ます。

なぜウチの子がベンチなんだ💢
ウチの子はこのポジションは合わない💢
ウチの子にパスを出せ💢
ウチの子は飛び級させるレベルなのに💢
なぜウチの子がトレセンに推薦されない?
など、チーム環境で起こる色々な色眼鏡。

自身の子を中心に見て上手くいった良いプレーだけを切り抜けば、それは良い選手に見えます💦

ただ、現実スタートから試合に出ることができていない、評価されないなど上手くチームで起用されていないのであれば、それはほぼほぼ実力通りです。

それはなぜか。

指導者は日々のトレーニングで目の前で起きている現象や子供達のプレーレベルを体感した上で選定した選手を試合に出しています。いくらスクールや自主トレで努力を重ねても、チームレベルで発揮しているプレーや相手を伴った中でプレーできている質が全て。それは実力です。
観覧して外から見えているプレーと指導者が目の前で見えているプレーは全く違います。
チーム内での子供同士の強度や日々の取組み姿勢、様々な要素から総合的に見て、また相手チームのカラーや味方チームの出欠席・ケガ人など、チーム状況に応じてメンバーを選出しています。

保護者サイドができること。子供自身が誰が見てもフル出場というレベルになれるよう、見守り・励まし・環境を提示するのみです🙆‍♂️
教えず、考えさせる。
与えず、求めさせる。
動機付けをし、焚き付ける。
親としての立ち居振る舞い、難しいですよね🙂
私も、日々勉強です。

トレセン選考や大会でのプレー、フラットに見た際に全体の中でどうか、俯瞰でプレーを見てあげる。
プレーには言及せず、褒めてあげる箇所と次回どうプレーしたらより良くなるか考えさせてあげる。
心の拠り所・健全な生活を支えてあげることが保護者側の役割ですね😌


要注意指導者

自分が指導者として、指導者の方々とコミュニケーションを取る際、また自分が保護者として指導者の方々と接する日々の中、サッカーの指導者というコミュニティーから感じる事も沢山あります。

チーム環境でどこのチームもよくありがちかと思いますが、指導者が若く経験も浅いコーチが子供達に対して雑に関わる。言葉の選択ができず汚い言葉を使う。僕も1人の親としてそういった指導者を見ると腹が立ちます。
たまにニュースになりますが暴力を振るい恐怖で支配するなど。考えられないですね。
指導者として、1人の選手として子供達を見るのは当然ですが、キレると叱るの違いがわからない指導者・子供達の人格形成の一端を担いサッカーの場が教育の側面もあるという事を考えず、言動を起こしているサッカー指導者。
考えを改めてほしいです。

こういった環境も多いと思いますが、保護者や個々への悩みに対して配慮の無い団体。
これは保護者側の立場で感じる違和感が多々あります。普段は雑な挨拶や会釈のみ、淡々と予定を伝達しギリギリの変更事項も多い、書類や手続き関連は誤字脱字が多い、入団時体験時のみ親切丁寧な対応、などなど。チームを回す中で個々への対応や保護者への配慮が欠けているチームは多いように感じます。
もちろんプレーするのは選手で、ピッチにいるのは選手と監督コーチやトレーナーなど。主役はピッチに居る皆さんです。
それは重々承知の上ですが、1人の選手がプレーできるよう常に支えている保護者達は、自分の人生の中の沢山の時間を選手のサポートに使っています。家事に送迎、働きながら動いている保護者の方々も沢山います。サッカーをプレーするためにかかる費用や時間を日々使ってくださる保護者の方々へリスペクトがもう少しあっても良いのではないかと思います。

パワハラ系おじさんパターンも要注意です。
キャリアや経験がかなりあり、ふんぞり返って現場に居る指導者。長い分色々と経験知識が豊富でも、雑な言葉や子供達の扱い。
プレーのキャリアや指導歴の長さは=指導者として素晴らしいという事ではありません。
指導の質は、ピッチに出ます。
子供のプレーの変化や成長に目を向け、肩書きパワハラ系、雑な振舞いの方にはお子さんを預けない方が良いと思います💦

地域やチームレベルによって様々なパターンがあると思いますが、育成環境では上記のような指導者やチームも残念ながら沢山あるようです😥

こういった要注意事項が重なるところは避けましょう。大人同士もストレス、所属する子供のためにもならない事がほとんどです。

次の項目では、サッカーが上手い子を育てる大人の共通項をお伝えします❕


上手い選手の保護者共通点

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