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美と健康に効く空腹最強説~オートファジーを添えて~

# 空腹によってもたらされる様々なメリット

## 病気やアンチエイジングへの効果

-  食べすぎると、体内の活性酸素が増加する
- 活性酸素はウイルスや異物を殺菌・排除する働きがある
- 同時にDNAや細胞を傷つけてしまう
- 必要以上に活性酸素が増えると、必要以上に細胞を傷つけてしまう
- また、細胞を傷つけてしまうことにより、細胞自身の老化が進行
- 肌やシワ、シミの原因になったり
- 細胞に障害が生じやすくなり、ガンなどの様々な病気が引き起こされる可能性が高まってしまう

このように、空腹の状態を作ることで、活性酸素が減少し、必要以上に細胞を傷つけなくなり、病気やアンチエイジングの効果がもたらされる。

更に、16時間以上空腹の状態を作るとオートファジーが機能し、古くなったり傷ついた細胞内の小器官を一掃し、細胞や器官の機能が活性化することから、よりがんや認知症などといった病気やアンチエイジングに効果的になる。
- がんは細胞内のゴミとなったミトコンドリアが原因に
- ゴミとなったアミノ酸はアルツハイマー病や認知症などの原因に
これらのゴミを一掃してくれるのがオートファジーの効果。(すごい)

## メンタルへの効果

また、空腹期間が10時間以上経過すると、
- 肝臓に蓄えていた糖がなくなり、脂肪がエネルギーとして使われるようになる
- 脂肪をエネルギー源としている脳からは、リラックス脳波のα波と快感物質のエンドルフィンが分泌される
- 脳下垂体からストレスに対抗できる物質が分泌されメンタルの安定やリラックスした状態になる

また、脂肪をエネルギーとして分解することによって圧迫されていた血管が開放され、高血圧や血行不良に伴う体調不良も軽減される。

## 胃腸への効果

また、空腹時間を作ることにより胃腸などの内蔵が休まり、しっかり動いてくれるようになり、下痢や便秘、アレルギーや体調不良などの改善もされるという。

胃腸などの内蔵が疲弊していると、食べ物から栄養分(ビタミン・ミネラルなど)が摂取されなくなり、疲れやすくなったり肌や髪のコンディションが悪くなる。

# オートファジー

- 16時間以上空腹の状態を作ると機能する細胞内の働きのこと
- 古くなった細胞内の小器官を一掃
- 古くなったりゴミとなった小器官のミトコンドリアはがんの原因に

また

- オートファジーの働きそのものは、以前から世界中の研究者に知られていたが、どのようなメカニズムで分解作用が起こっているのかは突き止められていなかった。
- しかし、東京工業大の大隅良典(おおすみ よしのり)栄誉教授は、このオートファジーのメカニズムを分子レベルで解明したことにより、2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞。


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## 今もなお発表され続けられる様々な研究成果

また、その後も新たな研究成果の発表を続々と出しており、今年2020年2月にも英国科学誌「Nature」のオンライン速報版で公開されるような発表を出したりしている。

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# 参考


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