ランキング3

金曜日のcookbookランキング

#085 こんにゃくもパイもみんなさんかく

新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。

9月第1週のランキングをお伝えします!

今週は愛知県の新城市、鳳来寺山のふもとにいます。

旧門谷小学校という廃校になった木造校舎で、グループ展をおこなう妻の手伝いで毎年来ているのですが、ここに来るとかならず寄る食堂があるんです。

それが「かさすぎ」さん。

自家栽培のしいたけを使った「しいたけ定食」や、朝ドラでも話題の「五平餅」がお店の看板料理だと思うのですが、ぼくたちが来るといつもたいてい注文するのは、この「寅童子丼」。

味噌カツと虎の縞模様が入ったこんにゃくが載っているんですが、ボリューム満点で、いつも設営でクタクタになった身体にエネルギーを注いでくれます。

この寅童子、どんな由来があるのかというと、ここ鳳来寺の本尊を守る十二神将のうち、真達羅大将というのが寅の方角(東北東)と寅の刻(午前4時ころ)を守護していて、別名が「寅童子」なんですね。

この寅童子、1542年12月26日(寅年寅の日の寅の刻)に岡崎城で徳川家康が生まれると忽然と本堂から姿を消し、家康の死とともに元に戻って来たのだそうです。

家康の父・松平広忠と母・於大の方は、天下を治める立派な男の子がほしいと鳳来寺に祈願に来ていたため、真達羅大将が家康に姿を変えて、天下を統一したのだと言われているようです。

かさすぎの近くにはなんだか窮屈そうな徳川家康像もありました。

「寅童子丼」は、そういう地元の伝承にインスパイアされて作ったおもてなし料理なんですね!

こんにゃくが三角のかたちをしているのは、鳳来寺山の民芸品である起き上がり小法師「寅童子」を模しているからみたいですよ。

小鮎の唐揚げもいただきました。

お酢とレモンの酸味で疲労も回復。

どうもごちそうさまでした!

それでは、今週もcookbookランキングを見ていきましょう。

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続きはぜひククブクのページでご覧ください!


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