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100円レコードの楽しみ【その4】ルネッサンス・スペイン舞曲2

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2ヶ月ぶりの100円レコードの楽しみ【ひゃくレコ】の記事です。
今回はルネッサンス・スペイン舞曲のレコードです。
100円レコードを紹介するというコンセプトですが、今回のレコードは中古380円で買いました。

スペイン古音楽集成23
―中世・ルネサンス期スペイン音楽史
ルネサンス・スペインの舞曲Ⅱ(16世紀)
●第1面
1.パバーナ 第5番 <美しいフランス娘>
(ミラン)
2. パバーナ 第2番 (ミラン)
3.パバーナ 第6番 <三拍子による>
(ミラン)
4. パバーナとそのグローサ (カベソン)
5. ミラノ風ガリアルダによる
ディフェレンシアス (カベソン)
6. イタリア風パバーナによる
ディスカンテ (カベソン)
7. 演奏容易なパバーナ (ピサドール)
8. スペイン風パバニーリャ (カローン)
9. スペイン風ガリアルダ (カローソ )
●第2面
1. パバーナ レアルによる
ディフェレンシアス (バルデラーバノ) '
2.パバーナ(ムダーラ)
3. ビリャネスカ 《優雅> (ピサドール)
4. スペイン風カラータ (ダルツァ)
5.フォリーア 〈主よ、 御身をあがむ≫(ラトーレ)
6.ロ・スパニョレット (ネグリ)
7. カナリオ (ネグリ)
8.エル・ビリャニーコ (ネグリ)
9. ダンサ・デ・アーチャス
《幸福なオーストリア> (ネグリ)

《プロムジカ・イスパニアルム》合奏団
ビウエラ: ロドリーゴ・デ・サヤス
指揮:ロベルト・プラ
監修・解説 ロベルト・プラ
訳・訳註 濱田滋郎

ジャケットの絵はヤン・ブリューゲル(父)作「聴覚」。ジャケ買いをそそる素敵なもの。

録音年代は記載がないが、おそらく1960年代だと推測される。
このレコードはスペイン・古楽集成というシリーズものの23枚目。
そもそも古楽というのは日本ではかなりマイナーであり、今でもそれほどポピュラーではない。
このレコードのクレジットによると日本盤の制作は1977年とある。
正直、こんなマイナーなレコードを誰が買うのかと思うが、きっと私のような変わり者だろう。
ちなみにこのシリーズ「スペイン古楽集成」は90年代かにCDに復刻された。実は、私はその第1集の「聖母マリアのカンティガ集」を喜んで買った記憶がある。この録音もとてもいいものであった。

曲も演奏も録音も素敵である。残響は比較的多めで、奥行きのある録音。曲は舞曲(ダンス)なので、リズムのはっきりした曲ばかりで退屈しない。

ルネサンス舞曲集と称するレコードはかなり多くある。そしてどれも素晴らしい。今回のレコード以外にもコレギウムアウレウムや、クレマンシックコンソート、ウルザマ・コレギウム、最近だとラウテン・カムパニーのものが特によかった。

もちろん純セレブスピーカーで聴いております。

以上です。

純セレブスピーカーとは?

ダンボール紙の箱で出来たスピーカーです。想像を超える良い音がしてびっくりしますよ。

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