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読書も更にアップデート。

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2年くらい前に出会った、YouTubeチャンネル「一月万冊」。

どんな本でも大量に読める「速読」の本 (だいわ文庫) 
サクッと読めてアウトプット力を高める 集中読書術

こちらで紹介の上記本を実践して、私は月100冊以上読めるようになった。

私でなくとも一日3、4冊読めば月100冊は読めるので、時間をちゃんと取れば全然難しい冊数ではない。

でも冊数主義ではない。たくさん読む人が偉いわけではない。

強調するが、単に速く読むことが目的ではない。

仮に速く読むことが目的であったら、面白くないと私は思う。

「速読」と言われる状態は、結果として速く読めているだけで、ぶっちゃけ速く読む特別の方法や秘術ではないと思う。

ひたすら自分の興味や必要、欲求に応じてたくさん読むことで、知識(ストック)が増えて行くという話が本当のところだと思う。

もちろん、大好きな本をたくさん速く読みたいという気持ちはわかる。

私は個人的に20代の頃に速読教室に数ヵ月通っていた体験では、

文学は速く読めても味わいが薄くなるのでやや面白くない、という結論。

速読教室って実は本読むのがあまり好きな人は行かないんじゃないか…と行って気づいた。今でも文学を読むなら文体を味わって作家のテンポで読みたいし。

と書いておいて矛盾するようだが、たくさん読むなら飛ばし読みでもざっくり速く読んでから細かいところを何度も読み返すという方法はアリだと私は思っている。

まあ、それも自分の納得いく読み方が見つかればどういう形でもいいと思うが…

本の読み方はよくわからなければ、読書家と言われる人のやり方を見たりや本を読んだりして、「ヒント」「参考」くらいにするしかない。なるほどね、と思って実践できる事からやればいいだけだと思う。

でも、読書に自分の喜びの気持ちがないと、楽しくするための方法論が変に功利的なお勉強法になってしまう。楽しくないことを無理にすることはない。

(学校によっては、強制的に読書の時間が割り当てられて、静粛に読書しないといけないらしい。これは個人的にイヤだ。それから昨今は学校もどんどん受験産業化しているので、読書のような「知的興奮行為」とは相容れないと環境だと認識したほうがいいのだろう。)

読書が商業主義的なものに丸め込まれてしまっている状況を見聞きするにつけ、私は残念・危険なことに繋がると思ってしまう。

私も10代の頃から様々な本を読んできたが、特別に読書家という実感もあまりない。ただ好きなだけ。結局たくさん読んでいる事実はあるけど。

本屋に寄って面白そうな本があれば買って、帰りのバスや電車ですぐ読む。気になる所には傍線やマーカー、ノートに書き写す、パソコンのテキストでフレーズを打ち込む、ブログで書く、最近だと読書メーターというSNSで感想を書いていた。

先に紹介した宇都出雅巳さんの速読幻想を吹っ飛ばす(でもなぜかタイトルは「速読」の本だったりする)本に出会ってから、さらにもっと自由に読めるんだということに気づき、とにかくひたすら何回もかつ大量の本を読む生活を2年ほど続けた。

実践してわかる、なるほどな、という世界である。

やってみてわかる新たな気づき。

振り返ればこの2年間はどちらかというと「質より量」という方向で読んでいたような気がする。

それはそれで悪いことではない。これだけ量をこなしたおかげで、知識量や語彙力はこの歳になってもアップしたことは確かである(やや気づく時期が遅い気もするが)。

これからは量とともに内容にさらに踏み込んだ読書をしていこうと思う。精読かつ多読路線をさらに進める。

特に古典書は何度も読んで類書解説書も読んで理解を深める自分の焦点が出てきたので、特に必要になってきた。

あとは自然科学関係に突っ込んでいく。

数学とか物理学は学生の知識からさらっていきたい。これは論理学・哲学・経済学の繋がりから実感した。

マルクス、ケインズ、ハイエク、ウィトゲンシュタイン、ウィーナー諸々、論理性をより知るにはどう考えても数学や物理学の知識教養がないと踏み込んだ理解がしづらい。

あらためて、読書メモを読書メーターではなく、本の中の書き込みと紙ベースのノートをメインに戻した。検索性は弱いけれど、考える時間が取れるし書くのは自由な発想を生むので。SNSで書くと、どうも体裁を考えるので自由な発想がしにくいと私は感じてしまう。

いつでも人間はどんどん変わっていく。読書の理解内容、気づきも変化して当然。

同じ本を読んでも、印象が時を経ると変化するように、これからも自分の変化によって、読書のやり方も自然と変わるだろう。

同じ読み方が全てではないと私は思う。

ということで、さらに私の読書はアップデートする。

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