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経済学を聞いたことがなくてもわかる経済の話

私は経済学なるものをこれまできちんと学んだことはありませんが、
これだけはわかる超シンプルな話。

1.日本人が作ったものを海外の人たちに売れば、日本人は経済的に豊かになるということ

かつて、ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われていた頃は、日本製の自動車を、家電を世界中に売りまくっていたわけです。

"何言ってんの、ドク。
いいものはみんな日本製だよ"

そして日本人の多くはそうした企業に勤め、関連企業に勤め、あるいはそういった企業人を相手に商売をすることで、海外で売れたお金が日本中に行き渡り、日本人はみな潤っていたわけです。


2.日本人が、海外の人が作ったものを使い続けていれば、日本人のお金はどんどん海外に流れていくということ

元々資源に乏しい我が国は、食料も燃料も材料もほとんどを輸入に頼っています。
そしてモノが行き届き、サービスの時代になりました。
クルマを買わなくなり、生活家電を買わなくなり、私たちが利用するサービスやエレクトロニクスは、海外製のものばかり。
Microsoft、Samsung、LG、DELL、Google、Apple、Facebook、Amazon…

そりゃ日本がどんどん貧しくなるってばよ。

イノベーションだのスタートアップだの資産形成だのとみんな言ってますが、そこらで取り上げられる日本の企業やサービスは、いずれも日本人をターゲットとし、日本人からマネタイズすることを想定したものばかり。

繰り返しですが、我が国はまず生活インフラを維持するために輸入に頼りまくってるのだから、我が国が生み出すアウトプットは海外で売っていかないと、バランスしないはず。

日本の景気が上向かないのだとしたら、それは一重に日本人が日本人相手の商売ばっかり考えてるからではないでしょうか?

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