見出し画像

お客さんのこと、どこまで語れますか?

トレンドを見たり、
競合を研究することも大事ですが
同じくらいお客さんのことを理解すること
これからのビジネスにおいて非常に重要です。

ただ、この命題についてとても難しく、また本質的なところで誤りやすいのが、
「お客さんは誰か?」ということです。

これについては重要なポイントが2つあります。
まず、お客さんがどういう生活様式、価値観を持っていて、貴方の商売するプロダクトやサービスに何を求めているのかを、正確に理解していますか?また、そのための具体的なアクションを定期的に行っていますか?
という点。

もうひとつが最重要なポイントで、
貴方が最も大事にすべきお客さんを誰と定義するか?です。
先のポイントでお客さんの理解を深めれば深めるほど、千差万別の思想と生活があるという事実に直面します。
(貴方と、親兄弟、パートナーが細かい部分でそれぞれ違う生活を送っているように)
その中で、本当に大事にしたい顧客像を絞り込むことで、そのために自分が何よりも優先して提供すべき価値、というのがクリアーになるのですが、なかなかその割り切りができない。
それ以外を捨てるように思ってしまうから。

でも実際はそんな話にはならないです。
貴方が子供やパートナーを作ったら、それ以外の人との交わりを一切断つくらいの振り切った人生観をお持ちなら別ですが。

濃淡、優先順位の話です。
それを私たちは日常生活で当たり前のようにやっています。できています。

ビジネスにおいても、既に、無意識のうちに顧客像を設定し、プロダクトやサービスのデザイン、機能、価格について、恣意的な設計を行なってるはずなのです。(でなければそういう色や形状、価格はどこから設定したの?という無限訴求に陥ってしまいます)

それをもっと意識的に、メリハリをつけてやりましょう、他所の真似ではなく内発的に、意思表示をしっかりしましょう、という話です。
そうすればど真ん中の人は強いファンになってくれるかもしれないし、そういう人が一定数あるブランドは、メディアが注目し、フォロワーが付いてきます。

本質的な意味で「お客さん」というのは、結果として貴方のプロダクトやサービスを買ってくれた人のことではなく、貴方が自身の自慢のプロダクトやサービスを買ってほしい人、のことなのです。

え?お客さんは日本人全員だって?
なるほど。だとしたら話は簡単です。1億通りの商品とコミュニケーションを設けてください。
それができなければ、私たちは結局、1億人の中の誰かのためのビジネスをやるしかないのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?