街も車もデジタル化!トヨタ流スマートシティは未来都市!「Woven City」(ウーブン・シティ)は何故誕生したのか。中小企業こそ考えてみよう。
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街も車もデジタル化!トヨタ流スマートシティは未来都市!「Woven City」(ウーブン・シティ)は何故誕生したのか。中小企業こそ考えてみよう。

後藤 純

突然ですが「トヨタ」をご存知ですか?

日本で知らない人は少ないと思います。日本のGDPの1割ほどはトヨタが稼いでいると言われる世界をリードする自動車会社です。

では、「トヨタ」がライバルと思っている企業はご存知ですか?

経済や企業経営をされている方はご存知かと思いますが、2017年までは「ホンダ」等の自動車会社です。
しかし、今は「Google」等の「GAFA」です。今は「FAANG+m」でしょうか
つまり競争相手は変わっていると言うことです。

これを踏まえて、今回はトヨタ流スマートシティ「Woven City」(ウーブン・シティ)が何故誕生したのかと中小企業経営の今後をお話ししたいと思います。

「Woven City」(ウーブン・シティ)とは

ウーブンシティ

2020年末に閉鎖となったトヨタ自動車東日本の東富士工場の跡地を含む約70.8万m2に、様々なモノやサービスがつながる「コネクティッド・シティ」で、名称は「Woven City」(ウーブン・シティ)
今年2021年初頭に着工予定、もう間もなくです。

えっ?トヨタが街を作るの?
さっきはライバル企業は「Google」って言ってなかった?

簡単に言いますと「Woven City」(ウーブン・シティ)は「未来都市」です(笑)

次世代のキーワードに挙げる「CASE」「MaaS」の最新技術の実証を人が実際に暮らす街で行う取り組みです。

CASE
Connected(接続)、Autonomous(自動運転)、Share(共有)、Electric(電動)の頭文字を取った造語

MaaS
Mobility As A Seviceの略。自動車などを所有せずに、月額課金などで利用する新形態を指す

トヨタ社員とその家族、定年退職した夫婦たち、小売店や研究者、産業界のパートナーなど2000人あまりが暮らす街になるといいますので
完成予定の2026年には僕達が住むことがあるかもしれません。
僕は秘かに公募を狙っています(笑)

街づくりの特徴:街を通る道を3つに分類

・車両走行用の道
この街はサービス専用EV(電気自動車)「e-Palette」など、完全自動運転で排気ガスも出さない車両のみが走行することを想定しています。

・プロムナードのような道
歩行者と低速のパーソナルモビリティーが共存

・歩道のような道
公園内の歩道など歩行者専用の道

街づくりの特徴:ロボット、スマートホーム、人工知能(AI)などの技術を導入

・建物
主にカーボンニュートラルな木材でつくり、屋根には太陽光発電パネルを設置するなど環境にも配慮。燃料電池発電や物流の設備などの生活インフラはすべて地下に設置。

・住民サービス
室内用ロボットなどの新技術を検証するほか、センサーのデータを活用するAIにより健康状態をチェックするなど、生活の向上を図る。

街づくりの特徴:「e-Palette」を活用したCASE

次世代のキーワードCASEを具体化します。人の輸送やモノの配達に加えて、移動用店舗として活用することも想定しています。
街の中心や各ブロックには、様々な公園・広場をつくり、住民同士のコミュニティーを形成することを目指しています。

これだけ聞くと「未来都市」があながち嘘じゃないと思いませんか?

都会ではキッチンカーが、頃合いの時間に商売をしにやってきますよね?
それが自動運転のキッチンカーがやってきます。
家ではロボットやAIが冷蔵庫管理したり、エアコン管理したり、健康管理したりと至れり尽くせり
そして、電気は地産地消です。

話は逸れますが、弊社の親会社は原子力発電所や火力発電所の冷却部品を製造している中小企業になります。
5年ほど前に
「今後は太陽光発電等の再生可能エネルギーや発電所の小型化や蓄電池、そしてEV活用により電気の地産地消で街を運営していく可能性がある。それを考えて新規事業や新商品開発を進めるべきです」
と役員会で発表したら笑われたものです。

当時はスマートホームが話題で、チラッとトヨタのスマートシティ構想の話も出ておりましたので、可能性を危惧しての提案でしたが、現実はもっと未来的な話で「トヨタすごい」と驚いた次第です(笑)

何故トヨタは街をつくるのか

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ポイントは自動車の未来です。そして、ライバル企業を見据えてです。
自動車業界に3つの変革の波が重なったのが理由と考えます。
豊田社長は「100年に一度の大変革」と言っておられます。

1、電気自動車(EV)に変わっていく

ガソリン車に比べて、電気自動車の製造が容易なため、参入企業も増え、今まで培った強みが薄れていくことになります。

2、シェアリングエコノミーにより車を所有する時代ではなくなる

大手自動車メーカー各社も参入しているシェアリングエコノミー事業
製造をして販売するビジネスモデルは縮小されていくことになります。

3、自動運転の普及

一般庶民のカーライフを大きく変える可能性があるほか、保険業界にも大きな影響を与える可能性があるとされています。

この大きな波を乗り切るのに「100年に一度の大変革」です。

何故「街」でなくてはいけないのか?

CASEの有用性を本当の意味でテストする場合、実際に人が暮らす「街」でなければ「絵に描いた餅」になってしまうからです。

単純な例を挙げれば、もしクルマが自動運転車を使った移動サービスに置き換えられれば、駐車場は不要になり、建物の設計や都市計画は大きく変わることになります。

特区的にそうした試みの一部を試すことはできると思いますが、全体像を実証するには、(特に日本においては)実現まで時間がかかりすぎる、とトヨタは考えたのかもしれません。

私有地を使うのだとすれば、交通法規の問題もある程度クリアしやすくなります。そして1から作るので最適な道路のインフラを設計し、人の生活スタイルそのものを構築して、そこで実際に暮らすような空間を作ることがでします。
TDL1.5個分の広さがあれば、「街」として機能する「実証都市」としても価値あるものになる可能性は高いです。

ライバル達は先行している

ビジネス13

既に「街」はつくられている

中国の「雄安新区」では、地上を走ることが許されているクルマは自動運転車だけで、その他の車両が通る道や鉄道はすべて地下を通す計画です。最新の技術を取り入れた新しいモデル都市の開発を目指しているそうです。

米グーグルの兄弟企業であるSidewalk Labs社はカナダ・トロントの港湾地区で再開発事業を手掛けています。この再開発事業では、雄安新区と同様に自動運転車や自転車を主に移動手段として想定しており、建物は外に向けて開かれた構造とされ、住民はそれぞれが持つアカウントにより様々なサービスにアクセスすることが可能だそうです。

ライバル企業は「Google」、豊田社長のコメントは意味深では?

また、自動運転に関しても情報収集で後れを取っております

テスラモーターズの電気自動車(EV)は、「半」自動運転モードを実現する「オートパイロットモード」を搭載しています。テスラはソフトウェアの改良を続けて自動運転技術の実現を目指していますが、ソフトウェア開発には、実際に世界中の道路を走行しているテスラ車のデータを活用していることが明らかになりました。自動運転車の開発において、大手自動車メーカーを圧倒するデータを武器に、テスラは自動運転車開発競争で優位に立とうとしています。

テクノロジー企業として自動運転車開発競争で先行するGoogleは、仮想空間での走行試験で自動運転技術の開発を行っていることが知られています。

自動運転技術の開発においては、テスラやGoogleなどハイテク企業が優位に進むことが予見されます。「ハイテクインフラ」を持たないその他大手自動車メーカーが、自動運転技術開発競争でハイテク企業にどのように戦うのか!!

ライバル企業は「Google」、豊田社長の新しい決意が見えるコメントです。

「100年に一度の大変革」

トヨタ自動車の歴史を紐解くと、明治時代に織物機開発・販売を行っていたのを、自動車事業に大変革しています。
繊維事業全盛期から自動車事業全盛期と波に乗り、日本のGDPの1割を出す大企業へと成長しております。
そして、次の波に乗る準備に入ったと考えられます。

これは予測ですが「街」を新規事業として進めるのではと思われます。

今後が期待される「Woven City」(ウーブン・シティ)です。

中小企業経営にどうかかわるか

悩む人

ここまで読んで「トヨタって凄いね、まぁうちは中小企業なので関係ないけど」と思われた方もおられるかもしれません。
もしくは、「勘」が鋭い方で、実行に移しているか、既に実行しているかだと思われます。

この話、「トヨタ」だからできることです。

大手企業は「資金」も「人・人脈」も「リソース」も揃っているからなぁ~

と思いませんでしたか?
そうです。正にそうなんです。

「トヨタ」だから、ライバル企業に先行されていても勝負できるのです。

勝負の一手が遅れても戦えるのは「トヨタ」だからです。

中小企業で勝負できる企業がどれだけあるか・・・

ライバルと思っていなかった企業が突然ライバルになったり、ライバル企業が突然生まれ変わったりが起きようとしています。
「100年に一度の大変革」と豊田社長が言われたように、「デジタル」の波は、中小企業をも巻き込んで起きることになります。

その準備が必要となります。

大きなことができなくても、小さいデジタル化からでいいので、前に進むことが今後の波を乗り越えるのに必要となります。

国の政策でもDX推進と補助金等が出てきております。
この機会に補助金制度を見てみてはいかがでしょうか?

まとめ

ビジネス7

トヨタ流スマートシティ「Woven City」(ウーブン・シティ)が「未来都市」だと言うことが、あながち嘘じゃないと思っていただけたのではないでしょうか(笑)

そして、トヨタは本気でライバル企業と戦うことを決断したのだとも思えます。
黒船来航とまで言われる「FAANG+m」とです。
正直、日本人として誇らしく感じ、豊田社長を尊敬しました。

日本の製造業の信頼度は世界でもトップレベルです。
それが日本企業の強み。

リアル+テクノロジーでもその信頼性の高さを活かし、海外勢に負けないで欲しいと応援したくなりました。

これは中小企業でも言えることで、自社の強みを活かし、リアル+テクノロジーで一歩進んで欲しいと応援してまいります。

「安心・安全」を大切に・・・

デジタル化の支援をしておりますので、何かありましたら弊社にご相談ください。と宣伝・・・

最後に

後藤又兵衛

今回は、トヨタの未来都市についてお話ししました。
車も将来はAIが搭載されてペッパー君の車版みたいになると思うと楽しみです(笑)トランスフォーマーみたいなロボットになるのも近いですね(笑)中小企業の皆様にも少しでも届けばと思っております。DXなんかわからない、デジタル化ってどうやるの?等のご質問がありましたら、気兼ねなくご連絡ください。
普段は、歴史、温泉、紅茶、読書なんかのブログを書いておりますが、今回はビジネス系となりますので、会社の宣伝させていただきました。
勝手気ままにブログを書いてる後藤純ですが、他のブログもよろしくお願いいたします(笑)

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後藤 純
新規事業支援コンサルタント 日々新しいアイデアを求め旅を続ける自由人 温泉、城、歴史、グルメと刺激を求めております ◆歴史は繰り返される 歴史からビジネスヒントを探求してます ○趣味:山登り、フットサル、将棋 ○紅茶アドバイザー&マイスター ○尊敬する人:高杉晋作、ルパン三世