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2月22日 猫と花について

コロナで自宅待機中だった時期に、時間があったので、もう1回色々振り返ってみようと、古今東西の花の歴史について書かれた本を読んでいた。
おおよその書籍は15世紀後半の古代インド、古代エジプト時代から始まっていて、ロータスやパピルスの文様がはじめて花が描かれたひとつとして紹介されている。蓮の花は、古代エジプトにおいて神聖な存在とされていた。ナイル川に自生するこの美しい花は、神や女神が生まれたとされるほどの敬意を受け、多くの絵画や装飾品に描かれている。猫もまた古代エジプトでは神聖な存在で魔除けの役割があると信じられていて、石棺の蓋や金属の調度品に猫と蓮の花が描かれた装飾品が残っている。比較的ソースをたどりやすいものとしては、古代エジプトの壁画『ネブシアンの墓』に、猫が蓮の花の上で眠っている様子が描かれているのをみつけることが出来る。

江戸時代にも現代のように猫ブームが起こり、猫に関する文化が栄えたそうで、江戸中期に『猫花合戦』という遊びが一部の大名や富豪の間で流行したらしい。
具体的な遊び方は割愛するが、猫たちが蓮の花を背負って花の中にひそんでいる様子が描かれたものが残っている。この流行を伝える風俗絵として歌川国芳、菱川師宣や喜多川歌麿の手による猫と花を描いた浮世絵も存在するそうなので機会があれば見てみたいと思った。

猫たちが花の中で眠る姿は夢のように幸せな気持ちを与えてくれるかも知れない。
画像は猫と蓮の花でAIがつくったもの


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