猫を棄てる感想文 その7

文学とは何か。大きなものでわからない。恐らく一生かけても、解明されない。

今年の始め 川柳を詠む機会に恵まれた。その時に文字の制限というか短さがより自由をもたらし、より難しさを増すと思った。

それまで漠然とある程度長さがなければ、文学ではないような気がしていた。なんと未熟であったことか。

日本には二十四節季七十二候というものがある。かの文豪夏目漱石が正岡子規と交流があり、俳句を詠むし、しきの俳号にも一役かったという話もある。

短くてもより自由な文学だと思う。

学習することで、日本古来の季節感と風流、雅への造詣を深めることができるかもしれない。

風景に魅了される。人はやはり美しいものを愛でる。

李白の漢詩が表す霧ががった水墨画のような世界、孔子は詩経こそ最も学ぶべきものだといわなかったか?

何者かにならずとも、俳句や漢詩は一生学習し続けることができる魅力的なもののような気がする。

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