見出し画像

経営と事業に資するコーポレート本部

すべての経済活動をデジタル化するLayerXでは、2024年7月から、財務、経理、総務、法務、リスク管理、コンプラ、人事、CEO室など、いわゆる企業の間接部門を包含した組織として、コーポレート本部を発足いたしました。

経営目標を高く掲げ、急成長を継続していくためにも、各チームが横の連携を強化し、経営と事業に資するコーポレート本部を創りたいと考えています。

また、法令遵守や必達業務(Must)をやるだけでなく、中長期の成長のためにやるべき業務(Should)、やりたい業務(Will)にも取り組むことで、わくわくやどきどきを忘れない組織でもありたいと思っています。

なぜやるのか(Why)

LayerXは、お客様の笑顔、会社の成長、役職員の成長、わくわくやどきどきを感じられる、何より働いていて楽しい会社を創りたいと考えており、そのためにはコーポレート部門も進化する必要があります。

「働いていて楽しい会社」の定義は人それぞれですが、やっぱり志高く、日本の生産性を向上させるとか、すべての経済活動をデジタル化するとか、せっかくやるなら社会的インパクトが大きいことに関わりたいと思っている人は意外と多いのではないでしょうか。部門や役職などによって役割はそれぞれですが、同じ想いを持った仲間同士、横で連携し、リスペクトし合いながら、一人では実現できない付加価値を出していくことで、より大きな目標を達成することが「楽しさ」に繋がると信じています。

なにをやるのか(What)

「人がシステムに合わせる」のではなく「システムが人に合わせる」社会を創っていくのがLayerXだとすると、LayerXのコーポレート本部は「経営と事業に資する」組織でありたいと考えました。

「資する(しする)」とは、役立つ、助けるという意味で、経営と事業に必要とされる、支える、時にはリードする存在でありたいという意味です。

コーポレート部門の都合で経営のスピードと質が落ちてしまったり、事業の足を引っ張ってしまったりということがなるべくないように、コーポレート部門が横で連携することで、先手を打てる組織を創っていきます

経営に資するためには

経営に資するためには、攻めと守りを両立する必要があります。経営は総合的な判断が多く、常に攻めと守りの両立が求められ、どちらかだけやっていれば良いというわけではありません。

コーポレート本部の各チームが横で連携し、部分最適ではなく全体最適で議業務に取り組むことで良質な提案が可能となり、経営の選択肢を増やすことができます。

また、やるべきことを明確化、役割分担を最適化、スケジュール/タスク管理を徹底することで、経営のリズムが生まれ、経営のスピードと質を上げることができます。

さらに、規律や仕組みを創り、常にブラッシュアップしておくことで、事後対応力(なんとかする力)だけでなく先手が打てるようになり、コーポレートガバナンスが強化されます。

そして、経営に資するということは、間接的に事業に資することに繋がります。経営と事業とコーポレートは密接に繋がっている、三位一体の関係にあります。

事業に資するためには

事業に資するためには、まず事業を知る必要があります。事業を知り、事業部門を知り、課題やWillを知り、事業に貢献する意識をコーポレート本部全体で共有していくことで、貢献量を増やすことができます。

また、自分の担当業務だけでなく、全員営業、全員採用、新規事業の壁打ち、既存事業の改善提案、営業同行など、できることは沢山あるはずです。

会社が大きくなってくると、役割分担が進み、各分野の経験者が増え、なんとなく意見や提案を控えてしまうことがありますが、抗っていきたいと思っています。

3階建 韮型組織

経営と事業に資するコーポレート本部を実現するためのHowとして、3階建韮型組織(さんがいだてにらがたそしき)というコンセプトで組織創りを進めています。

コーポレート部門には、法令遵守や必達TODOなどの必達業務(Must)に加えて、中長期の成長のためにやるべき業務(Should)、わくわくやどきどきに直結するやりたい業務(Will)があります。

建物のように、1Fの基礎をしっかり固め、2F、3Fを積み上げていくことで、強固かつ安定感のある組織が実現するのではないかと考えています。

3階建のイメージ


また、いわゆる「T型」「H型」ではなく、「韮型」の組織を目指しています。個人で韮型を目指すのは時間もかかりすぎてしまい、難易度も非常に高いので、個人ではなく組織で「韮型」を目指します

個人ではなく組織で「韮型」を目指す

なお、会社のフェーズによって、韮型が良いときとそうでない時があり、好みもあるので、すべての会社、組織にとって韮型が適しているかというとそうではないような気がしておりますが、現状のLayerXのコーポレート本部は「韮型組織」が適していると考えています。

会社が急成長しており、現状はうまく回っていても、変化対応していかなければなりません。働いていて楽しい会社のためにも、蛸壺化や属人化を徹底的に排除し、強固なコーポレート本部を創る必要があるためです。

業務上のエラー、課題が多く、誰もボールを拾わないで落ちたままにすると、インシデントやトラブル対応、後ろ向きな課題解決に時間を取られてしまうため、成長やチャレンジに稼働を避けなくなっていきます。現状把握するのがやっとで、先手の経営ができなくなり、悪循環を招きかねません。


一般的な組織は急成長により蛸壺化しやすくボールが落ちやすい


韮型組織はボールが落ちにくい

なお、新しい組織コンセプトのもと、具体的な打ち手、施策をいくつか始めており、トライ・アンド・エラーしながら、良いものを残していきたいと思っています。良い施策であっても、時間の経過とともにすぐに陳腐化することもあるので、常に魂を込めながら、磨き続けることが大事です。

LayerXに興味を持っていただいた方へ

新しく発足したコーポレート本部について、背景も含めて紹介させていただきました。ご興味を持って頂けた方は是非こちらから応募ください。カジュアル面談、採用エントリー、いずれもお待ちしております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?