ハンガリー旅行⑮ユダヤの鉄の靴のオブジェ

ハンガリーの温泉を楽しみ、ホテルに戻り身体を休めた後、事前予約をしておいたドナウ川夜景ツアーに出かけます。この円安とコロナ後の世界的な物価高騰で現地ツアーもビックリするような値段になっていました。日帰り1日ツアーでも25000円から。中にはガイドさんからちゃんと説明を受けたい時もありますが高すぎるわ！特に日本語ガイドは高くて英語ガイドなら安いツアーがありました。

その中でドナウ川の夜景は口コミも良くてオススメだと書いてあったので音声ガイド付きのツアーを申し込んでおきました。私はGet your guideと言うサイトから申し込みました。ドリンク付きで1時間のクルーズツアー。ベルトらさんやHISの送迎ありのツアーだと1万円前後のお値段。私が探したツアーは送迎ないけど4千円くらいでした。私が申し込んだのは午後8時30分から1時間のクルーズです。夕焼けと夜景と両方見られる人気の時間帯です。

少し早めにホテルを出てドナウ川沿いを散歩がてら歩いて向かいます。夕方になると25〜6度くらいの気温になり歩いても気持ちいいお天気です。

夕方のドナウ川

夕方と言っても午後7時半くらいでこのくらいの明るさ。ドナウ川クルーズにはショーが付いていたり、ディナークルーズだったり、種類があります。多いのは私が申し込んだドリンク付きのクルーズです。

鉄の靴のオブジェ

途中、ドナウ川のほとりに靴のオブジェが。これはハンガリーではその昔、ナチスドイツの支援を受けたアロー•クロス•パーティと言う政党が政権を握っていました。反ユダヤ•ファシストの政党でユダヤ人を虐殺して苦しめていました。国内のユダヤ人は捕らえられ、オーストリアにある収容所まで歩かされて連れて行かされますが途中、大勢のユダヤ人がドナウ川のほとりで銃殺されました。当時は高級品であった靴を脱ぐ事を命じられ、射殺され、ドナウ川に遺体は捨てられたのです。

鉄の靴

大勢のユダヤ人女性であっても子どもでも虐殺されたそうです。イスラエルの問題に簡単に口出し出来ない過去が少し見えました。世界から争いごとがなくなる事を願います。さぞや無念であったろうに。