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媚びを売りまくっちゃっていいじゃない〜思い通りに相手を操る、心のカードの外し方/Dr.ヒロ

ある程度この手の本を読んできた人は途中で気づきます。
どの本も言ってることほとんど同じじゃね??

鉄板のテクニックとしては、

  • ペーシング

  • おうむ返し

  • 名前を呼ぶ

  • 弱みを曝け出す

なんてところでしょうか。
そう言ったテクニックが、返報性の原理などを根拠にそれっぽく説明されています。
といっても、これらの知識は知っているかよりも実践できてるかの方が重要なのは言わずもがなですよね。

本書は洗脳系YouTuberとして有名なDr.ヒロさんが自身のテクニックを体系化してくれた一冊。目新しい理論やテクニックはそれほどたくさんありませんでしたが、実践するに向けた整理、また、彼なりの工夫が知れて興味深い一冊でした。

類書と比べて特徴的だったポイントを紹介。

秘密の枕詞

  • 本当は秘密なんだけど、

  • ここだけの話なんだけど、

  • 〇〇ちゃんだから話すけど、

  • これ初めて人に話すんだけど、

  • 他の人には言ったことないんだけど、

  • あんまり人に言わないことにしてるんだけど、

あからさまなようなフレーズに聞こえますが、聞いている人に特別感を持たせる意味では、有効なフレーズだそうです。
確かに、自分のことを振り返ってみても、他人から重要な話や、あんまり他の人に話していないだろう情報を聞くと、なんだか特別に扱われているような感じがして、なんとなく、高揚したようなしたような気持ちになることがあります。

ここぞと言う時に、こういったフレーズを使うことで、相手にそういう気持ちよさを味わせることができるテクニックかと思います。

雑談の奥義 褒めイジり

  • オーラでてますね

  • なんか雰囲気いいよね。

  • 〇〇ちゃんのそういうとこ好きへ

基本、雑に褒めてOKだそうで、こんなのが代表的なフレーズ。

褒めるだけでも良いのですが、一歩踏み込んでイジるまでできるとより効果的。

おばちゃんに対して昔はたくさん男を泣かせてきたでしょう、なんてのもあり。
確かに言う側は適当に言えるのに対して、こんなフレーズを投げかけられるとニヤッとしてしまいそうです。

十年日記をつけよう

対人関係を築く上でも非常に有効なアイテムとして筆者は10年日記をお勧めしています。
これは見開きに10年分の日記を記載する欄があって、2年目以降は1年目、3年目以降は1、2年目の同じの日記を見ることが自動的にできると言うもの。
人間の記憶力には限界がありますので、いつ誰と会って何をしたか、どういう会話をしたかと言うことを覚えていて、その人と再会する際に、その情報をへ開示ることができれば、この人は私のことを重要だと思って、細かいことをよく覚えてくれていると言う印象を持たせることができます。

さらに、検索機能と言う観点では、10年日記をオンラインにしてしまうことも、有効。
プラスすると、誕生日を携帯に登録しておくことなども有効ですね。


他にもプレゼントを買ってこまめに渡すなど、日常でも少し気をつければ実施できそうなテクニックが紹介されています。

対人関係にお悩みの人はぜひ!


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